市井人情“臆病者”の新米同心、実は勇気も度胸も満点 吉橋通夫さんの『ずくなし半左事件簿』(角川文庫)を読了しました。 信州松本藩六万石を舞台に、亡き父の跡を継いで、領内の村々を廻る郡方役所に出仕した、一人の若者を主人公にした、青春人情時代小説です。 主人公の一志半左(いつしはんざ)は、柔術と... 2019.10.08市井人情武家江戸青春
市井人情学問一筋の用心棒が花街を守る、深川人情シリーズ第4弾 荒崎一海(あらさきかずみ)さんの文庫書き下ろしシリーズの第四弾、『九頭竜覚山 浮世綴(四) 小名木川(おなきかわ)』(講談社文庫)を入手しました。 主人公の九頭竜覚山(くずりゅうかくざん)は、出雲国松江藩十八万六千石松平家の食客のような存在... 2019.09.27市井人情捕物江戸
市井人情育ての親の稼業を継ぎ、お市は深川で私立探偵を始める 『よろず屋お市 深川事件帖』 誉田龍一(ほんだりゅういち)さんの文庫書き下ろし時代小説、『よろず屋お市 深川事件帖』(ハヤカワ時代ミステリ文庫)を紹介します。 著者は、「大目付光三郎」「御庭番闇日記」など痛快な活躍が楽しめるシリーズや、「日... 2020.08.15市井人情捕物江戸
市井人情事件の裏に絶世の美女が。前代未聞の町会所強奪事件 今年7月に亡くなったことが先日発表された、佐藤雅美(さとうまさよし)さんの人気シリーズの最新文庫作品、『美女二万両強奪のからくり 縮尻鏡三郎』(文春文庫)を紹介します。 「縮尻鏡三郎(しくじりきょうざぶろう)」は、「物書同心居眠り紋蔵」「八...市井人情捕物
市井人情新入り店子は人気戯作者。鯖猫長屋に新たな厄介事が……。 田牧大和さんの文庫書き下ろし時代小説シリーズの最新刊、『鯖猫長屋ふしぎ草紙(七)』(PHP文芸文庫)を入手しました。 根津権現近く、宮永町の「鯖猫長屋」を舞台に繰り広げられる謎と人情にあふれる人気シリーズの第七弾です。背中の鯖縞柄が美しい雄...市井人情捕物