市井人情

市井人情

東郷隆さんの正統派捕物帳

大好きな作家の一人、東郷隆さんの『異国の狐 とげ抜き万吉捕物控』を入手した。東郷さんの作品には幕末をテーマした『大砲松』や『幕末袖がらみ』や、徳川宗春と吉宗の抗争を描いた『御町見役うずら伝右衛門』などがある。ユーモアにあふれた作品や、ディテ...
お知らせ

8月の検索語ベスト20

「ほぼ日刊時代小説」の8月の検索語ベスト20を紹介する。このブログには、検索エンジン経由でどんなキーワードからアクセスがあったかがわかる機能がある。8/1~8/31の検索キーワードランキングは以下の通り。今月順位(前月順位) 検索語 検索数...
剣豪

貧乏剣術道場の師範代

乾荘次郎さんの『妻敵討ち 鴉道場日月抄』を読み始めた。乾さんには、鳥居耀蔵の晩年を描いた短篇を収録した『孤愁の鬼』という作品集がある。注目している時代小説作家の一人だ。妻敵討ち (講談社文庫)作者: 乾荘次郎出版社/メーカー: 講談社発売日...
市井人情

江戸の庶民のバイタリティー

出久根達郎さんの『安政大変』を読み終えた。大災害を描いているので、ちょっと哀しい物語や悲劇性のある話が多い。そんな中で、最後に収録された「玉手箱」はファンタスティックな作品で、読了後の余韻が快い。安政大変 (文春文庫)作者: 出久根達郎出版...
市井人情

安政大地震を描いた時代小説

家のエアコンが故障してしまい、妻の実家へ避暑中で2日ばかりブログの更新を怠ってしまう。(交換部品を取り寄せる必要があるようで、エアコンはまだ直っていない)出久根達郎さんの『安政大変』を読み始めた。安政二年十月二日に江戸を襲った大地震に翻弄さ...