市井人情

市井人情

関前だから「鯖雲」?

佐伯泰英さんの『鯖雲ノ城』を読んだ。『野分ノ灘』と同時刊行された「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズの第21弾だ。われらが坂崎磐音はおこんさんと一緒に、故郷の豊後関前に到着。明和九年(1772)に起こった悲劇以来五年、藩を離れてから二度目の帰郷...
剣豪

心優しき時代小説ヒーロー、居眠り磐音

佐伯泰英さんの『野分ノ灘』を読み始めた。「居眠り磐音江戸双紙」シリーズの第20作目になる。佐伯さんの数多いシリーズの中でも、最も巻数が多く、発行部数も350万部突破という超人気シリーズである。野分ノ灘 ─ 居眠り磐音江戸双紙 20 (双葉文...
剣豪

勢いが止まらない「居眠り磐音江戸双紙」

今朝、何気なくTVを見ていてビックリした。おばあちゃんの語りで始まる、佐伯泰英さんの「居眠り磐音江戸双紙」シリーズ最新作『野分ノ灘』『鯖雲ノ城』のスポットCMだった。朝刊にも大きなスペースで新刊告知があり、メディアミックスによるプロモーショ...
女性

品川を舞台にした気品ある時代小説

今井絵美子さんの『さくら舞う 立場茶屋おりき』を読み始めた。今井さんは、『鷺の墓』『雀のお宿』など、瀬戸内の小藩を舞台にした連作時代小説で注目される気鋭の作家である。今回は舞台を江戸・品川宿門前町に移し、主人公は立場茶屋(たてばぢゃや)おり...
ミステリー

最近気になる時代小説家、稲葉稔さん

最近気になる時代小説家の一人に、稲葉稔さんがいる。ちょうど、講談社文庫書き下ろしで、『闇夜の義賊』が発行されたので早速読んでみた。闇夜の義賊 武者とゆく(二) (講談社文庫)作者: 稲葉稔出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/12/...