市井人情

女性

玄冶店って路地の名なんだ

宇江佐真理さんの『玄冶店の女(げんやだなのおんな)』を読んだ。玄冶店の女 (幻冬舎文庫)作者: 宇江佐真理出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2007/08/01メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (11件) を見る玄冶...
市井人情

品川宿の立場茶屋を舞台にした時代小説

今井絵美子さんの『さくら舞う 立場茶屋おりき』を読む。実は、この本は今年1月に一度読んでいる。情けないことに、巻末の20ページを残した状態で、読んでいた本を紛失してしまい読了できなかったのだ。途中まで読んで傑作と確信したことと、シリーズ第2...
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山本一力作品の核となる料亭「江戸屋」

山本一力さんの『梅咲きぬ』を読む。『あかね空』や『損料屋喜八郎始末控え』などの、山本さんの時代小説ではおなじみの深川の料亭「江戸屋」の女将である四代目秀弥(ひでや)を主人公とした長編時代小説。梅咲きぬ (文春文庫)作者: 山本一力出版社/メ...
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疲れを癒す、木戸番小屋

北原亞以子さんの『夜の明けるまで 深川澪通り木戸番小屋』を読む。「深川澪通り木戸番小屋」シリーズの4作目で、著者は本書で第39回吉川英治文学賞を受賞している。深川中島町の澪通りにある木戸番小屋に住む笑兵衛とお捨の夫婦のもとに、痛みを抱えた人...
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船宿を舞台にした傑作捕物小説

樋口有介さんの『船宿たき川捕物暦』を読む。樋口さんの他の作品は未読だが、『ぼくと、ぼくらの夏』でサントリーミステリー大賞読者賞を受賞、以後、青春ミステリーおよび純文学的な青春小説などで活躍されている作家。時代小説ファンとしては、現代ミステリ...