市井人情江戸でただ一人の結わえ師、登場 石月正広さんの『笑う花魁 結わえ師・紋重郎始末記』を読了する。主人公の漢部紋重郎(あやべもんじゅうろう)は江戸で唯一の結わえ師。吉原や深川、柳橋といった花街で、女郎や芸者たちに帯や紐の結び方を教えたり、妓楼の紋日などに酒樽の飾り結びや、床飾... 2020.05.06市井人情江戸痛快
市井人情競馬と時代小説作家 石月正広さんの『笑う花魁』を読み始めた。最近、講談社文庫で力を入れている、時代小説書き下ろしの一作品である。時代小説の文庫書き下ろしは、佐伯泰英さんの登場以降、最近、多くの文芸書の出版社で見られる傾向である。しかし、講談社のように、大衆文芸...市井人情江戸痛快
市井人情ピカレスクでなく、爽快な股旅小説 『草笛の音次郎』を読み終えた。江戸市井小説を得意とする山本一力さんが股旅を書くというので意外な感じがして、読む前はどんな展開になるのか、山本さんの読み味のよさがそこにもあるのか半信半疑だった。 しかし、読み始めると、物語の世界に引き込まれ、...市井人情江戸痛快
剣豪ほぼ日刊時代小説―3月の検索語ベスト20 あー、困った今日もネタ切れ。というわけで、「ほぼ日刊時代小説」の3月の検索語ベスト20を発表する。 3月の順位(2月の順位) 検索語 検索数 1位(1位) 時代小説 136 2位(6位) 小説 51 3位(13位) 居眠り磐音 48 4位(...剣豪江戸痛快
市井人情大きなヤマ場を迎える「居眠り磐音」 最近、「時代小説SHOW」の読書録の更新ができずに、非常に心苦しく思っている。このブログを書くことに時間を取られていることが大きい。「ほぼ日刊時代小説」は、週に5日ほど書くことを目指してタイトルを付けている。また、時代小説の魅力を書き綴るこ...市井人情痛快