芸道

人物

読み終わった後、将棋を指したくなる時代小説

湯川博士さんの『大江戸将棋所 伊藤宗印伝』を読み終えた。江戸中期に活躍した将棋五世名人伊藤宗印の生涯を描く、この時代小説の最大の特徴は、当時の棋譜を33点も掲載し、駒の動きも解説している点だ。リアリティと臨場感に満ち、棋譜を通して、その...
2019.11.04
江戸

将棋に懸ける男たちを描く時代小説

湯川博士(ゆかわひろし)さんの『大江戸将棋所 伊藤宗印伝』を読み始めた。江戸中期の将棋五世名人伊藤宗印の波乱の生涯を描く異色の時代小説。作者は、『将棋ジャーナル』(休刊)編集長を経て、将棋に関する著書を多数発表されている方で、将棋ペンク...
2020.11.07
女性

南画と時代小説

乙川優三郎さんの『冬の標(しるべ)』の主人公明世は、東国の八万石のある藩で、大番頭を務める末高家の長女として生まれる。幼い頃から絵を描くことが好きで、十四歳のときに藩内で南画(なんが)を教える青年絵師岡村葦秋のもとに入門する。南画は自由...
2019.11.04
女性

再生と希望の時代小説

乙川優三郎さんの『冬の標(しるべ)』を読み始めた。乙川さんは、『霧の橋』で第7回時代小説大賞(平成9年)を受賞してデビューして以来、文学性の高い良質な時代小説を発表し続ける作家の一人である。 デビュー当時は、マスメディアから「第二の藤...
2019.11.04
江戸

江戸時代の歌舞伎界

松井今朝子さんの『似せ者』は、江戸時代の歌舞伎界から題材をとった、4つの短編小説を掲載している。プロフィールによると、松井さんは早稲田大学大学院文学研究科演劇学修士課程修了後、松竹に入社し、歌舞伎の企画・制作に携わる。のち、フリーとなり、...