芸道

人物

「絵師とは何ぞや」応挙の時代を生きた、京狩野家六代目

三好昌子(みよしあきこ)さんの文庫書き下ろし時代小説、『群青の闇 薄明の絵師』(時代小説文庫)を入手しました。 著者の三好さんは、『京の縁結び 縁見屋の娘』で第15回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞を受賞し、デビューした新進気鋭時...
武家

女流書家の周りで起こる事件の数々。江戸「書道」小説、登場

梶よう子さんの時代小説、『墨の香(すみのか)』(幻冬舎時代小説文庫)を入手しました。 本書のヒロインの岡島雪江は、千三百石の旗本の二十六になる娘。ひと月前に婚家を出て実家に戻り、書の道を学ぼうという若い娘たちに筆法指南を始めます。 岡島...
市井人情

清洲亭に幽霊が出た!? 芸と人情が満載の落語時代小説第2弾

奥山景布子(おくやまきょうこ)さんの文庫書き下ろし時代小説、『すててこ 寄席品川清洲亭(二)』(集英社文庫)を入手しました。 気のいい大工棟梁・秀八は恋女房のおえいと共に、念願だった寄席を開きます。 幕末の品川に開いた寄席を舞台に、笑いと...
市井人情

江戸の数学と愛をテーマにした傑作時代小説

鳴海風(なるみふう)さんの『円周率を計算した男』を読んだ。10年ぐらい前に単行本で刊行されたときに読んでいるが、例によってストーリー展開など細部の記憶がすっかり抜け落ちていたので、初めて読むような感じで面白く読めた。鳴海さんは、1992...
2020.05.19
江戸

江戸時代の絵師を題材にした珠玉の短篇集

葉室麟(はむろりん)さんの『乾山晩愁(けんざんばんしゅう)』を読んだ。葉室さんは、表題作の「乾山晩愁」で2005年第29回歴史文学賞を受賞してデビューし、2007年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞を受賞した新進気鋭の時代小説家。 ...
2020.05.02