2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

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二月二十六日に思い出す歴史小説、『雪つもりし朝』

「二月二十六日」になるといつも、1936年(昭和11年)2月26日に、天皇親政を目指す、陸軍の青年将校らが起こしたクーデター未遂事件、二・二六事件を思い出します。私が生まれるずっと前の、戦前の出来事ですが、学生時代に教科書で学んで以来、強烈...
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藤原道長の命運を握る「源氏物語」幻の一帖を求めて

『源氏五十五帖』|夏山かほる|日本経済新聞出版夏山かほるさんの長編歴史時代小説、『源氏五十五帖』(日本経済新聞出版)を入手しました。2019年、『新・紫式部日記』で第11回日経小説大賞を受賞してデビューした著者の受賞第一作です。平安時代、藤...
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明治の鉄道黎明期に起こる怪事件に、元八丁堀同心が挑む

『開化鉄道探偵』|山本巧次|創元推理文庫山本巧次(やまもとこうじ)さんの長編歴史ミステリー小説、『開化鉄道探偵』(創元推理文庫)を入手しました。本書は、明治十二年、鉄道黎明期に起こった怪事件に、元八丁堀同心と鉄道技手見習が挑む、明治探偵小説...
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希代の女形瀬川菊之丞を晦ませ! 赤也の過去に渦巻く陰謀

『立つ鳥の舞 くらまし屋稼業』|今村翔吾|時代小説文庫今村翔吾さんの文庫書き下ろし時代小説、『立つ鳥の舞 くらまし屋稼業』(時代小説文庫)を入手しました。本書は、七箇条の掟を守れば、どんな人でも、何時でも、如何なる場所からでも、晦ませること...
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「2021年2月の新刊(単行本)」をアップ

『源氏五十五帖』|夏山かほる|日本経済新聞出版2021年2月1日から2月末日の間に、単行本(ソフトカバー含む)で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2021年2月の新刊(単行本)」を掲載しました。今月は、日本経済新聞出版から刊行される、夏山...