時代

ユーモア

漱石、一葉、子規も絶賛、宮本武蔵の明治の奇妙な冒険

『文豪宮本武蔵』田中啓文(たなかひろふみ)さんの時代小説、『文豪宮本武蔵』(実業之日本社文庫)を入手しました。戦国末期から江戸初期に活躍した剣豪、宮本武蔵が明治にタイムスリップして、剣を捨て小説家に転職するという、痛快時代エンターテインメン...
南北朝・室町

第163回直木賞候補に、『じんかん』、『能楽ものがたり 稚児桜』

2020年6月16日(月)、第163回(2020年上半期)直木三十五賞(公益財団法人日本文学振興会主催)の候補作品5作品が発表されました。時代小説では、今村翔吾さんの『じんかん』(講談社)と、澤田瞳子(さわだとうこ)さんの『能楽ものがたり ...
人物

乱世の梟雄、松永久秀のイメージを一変させる歴史エンタメ

『じんかん』今村翔吾さんの長編時代小説、『じんかん』(講談社)を紹介します。戦国武将の松永弾正久秀は、仕えた三好家を滅ぼし、天下の将軍足利義輝を暗殺し、東大寺の大仏殿を焼き尽くしたことから、織田信長をして、「この男、人がなせぬ大悪を一生の内...
ミステリー

冤罪晴らしの令嬢弁護士に、依頼は恩師を殺した、男の弁護

『令嬢弁護士桜子 チェリー・カプリース』鳴神響一(なるかみきょういち)さんの文庫書き下ろし現代ミステリー、『令嬢弁護士桜子 チェリー・カプリース』(幻冬舎文庫)を献本いただきました。本書は、美人で正義感の強いご令嬢ヒロイン、一色桜子が、被疑...
ミステリー

気鋭の推理小説家たちが挑む、新作書下ろし御城ミステリー

『御城の事件〈東日本篇〉』二階堂黎人(にかいどうれいと)さん編集による、『御城の事件〈東日本篇〉』(光文社文庫)を入手しました。本書は、気鋭の推理小説家らの競演による、時代ミステリーのアンソロジーです。ある朝、川越城の外堀に浮かべられた一艘...