2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

南北朝・室町

ドラマ

大河ドラマの原作を考える

今年のNHKの大河ドラマの原作『功名が辻』を読み始めた。司馬遼太郎さんには晩年の国民作家としての偉い人というイメージをもっていて長らく敬遠していた。ようやくここ数年、肩に力を入れずに、司馬作品と向き合えるようになってきた気がする。歳を重ねて...
南北朝・室町

馬借と土倉、室町時代小説っぽい

宮本昌孝さんの『ふたり道三』を読んでいる。室町時代、応仁の乱後を描いているということで、いつも読んでいる江戸時代小説と違う言葉が出てきて新鮮。 …… 下山の途中、二十名ばかりの賑々しい一行と出くわした。大半の者が、髪は蓬髪であったり大童であ...
南北朝・室町

戦国時代のはじまり、応仁の乱

学生時代に日本史の授業で、応仁の乱(応仁元年・1467年)以降、政治が乱れて足利幕府が弱体化し、戦国時代に突入したというような講義を受けた。応仁の乱から信長の登場まで100年近くあったこともあり、ピンと来なかった。その後、「時代小説SHOW...
南北朝・室町

斎藤道三は2人いた?

『ふたり道三』を入手した。暗殺と謀略を繰り返して美濃一国を盗み取った斎藤道三は、梟雄と呼ばれることが多い。司馬遼太郎さんの『国盗り物語』の主人公としても知られている。織田信長の舅としても知られる。『剣豪将軍義輝』以来、読み味のよい時代小説の...