2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

幕末維新

ドラマ

2013年大河ドラマ「八重の桜」が面白くなる入門書

歴史家の安藤優一郎さんの『新島八重の維新』が発売になった。来年の大河ドラマの主人公・新島八重(山本八重)の生涯を描く歴史読み物。戊辰戦争では会津鶴ヶ城に入城して男装で銃を取って戦い、明治に京都で同志社を立ち上げた新島襄と知り合い再婚する。襄...
幕末維新

安藤優一郎さんが『徳川慶喜と渋沢栄一』で維新後の徳川家を描く

歴史家の安藤優一郎さんが単行本で出されたばかりの『徳川慶喜と渋沢栄一 最後の将軍に仕えた最後の幕臣』が家に届いた。本書は、『幕末維新 消された歴史 武士の言い分 江戸っ子の言い分』、『勝海舟と福沢諭吉 維新を生きた二人の幕臣』に次ぐ、新しい...
幕末維新

150年前の咸臨丸渡米の航海を描く時代小説

植松三十里(うえまつみどり)さんの『咸臨丸、サンフランシスコにて』を読みました。本書は、第27回歴史文学賞受賞作『桑港にて』を大幅に改稿して改題し、書き下ろし作品「咸臨丸のかたりべ」を加えて文庫化したものです。2010年、今年は咸臨丸渡米1...
幕末維新

剣から大砲、連発短銃へ―波濤の時代の防人

佐伯泰英さんの『海戦 交代寄合伊那衆異聞』を読む。信州伊那谷千四百十三石の旗本・交代寄合衆座光寺家の若き当主・座光寺藤之助為清が活躍するシリーズ第11弾である。相変わらず快調なペースで著作を続けられている。海戦 交代寄合伊那衆異聞 (講談社...
女性

榎本武揚を愛した女性通詞を描く時代小説

宇江佐真理さんの『アラミスと呼ばれた女』を読んだ。アラミスは、アレクサンドル・デュマの『三銃士』の登場人物で、女性的な人物として描かれている。本書の主人公お柳は、榎本釜次郎(後の武揚)の命により、男装をして、幕府洋式軍隊を指導するフランス軍...