だましゑ歌麿


だましゑ歌麿 (文春文庫)
だましゑ歌麿
(だましえうたまろ)
高橋克彦
(たかはしかつひこ)
[捕物]
★★★★

高橋克彦さんの浮世絵師ものというと、『写楽殺人事件』『北斎殺人事件』など、今までは舞台は現代だった。久々の浮世絵師ものであり、しかも江戸時代が舞台ということで、多いに期待した。

本作では、主人公の歌麿はもちろん、蔦屋重三郎、朋誠堂喜三二などに加え、若き日の北斎こと、春朗も活躍し、ファンにはこたえられないところ。

一方、寛政というと、どうしても避けて通れないのが寛政の改革。これが重要なファクターになっている。

物語●寛政二年、江戸を大嵐による高波が襲い、深川一帯は大きな被害を受けた。南町奉行所同心仙波一之進は、災害の後を見廻りの途中、喜多川歌麿という絵師に出会った。江ノ島から戻った歌麿の留守中に、その妻は何者かに連れ去られた末に惨殺された…。

目次■願いの糸口/深く忍ぶ恋/青楼十二時/歌麿形新模様/自成一家/はなふぶき/常陸帯/いたずら草紙/潮干のつと

装画:小泉英里砂
装丁:関口聖司
時代:寛政二年八月
場所:久右衛門町、池之端、通油町、吉原、堀切村、霊岸島、江ノ島ほか
(文藝春秋・1,905円・99/04/30第1刷・526P)
購入日:99/04/24
読破日:99/05/18

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