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東京新聞2026年9月26日「推し時代小説」

【書評】東京新聞で東郷隆さんの『龍石流転』を紹介

『龍石流転 廃帝溥儀の秘宝』|東郷隆|エイチアンドアイ

【書評】東京新聞で東郷隆の『龍石流転』を紹介

2026年9月26日(土)の東京新聞朝刊(中日新聞では9月27日(日)掲載)の「推し時代小説」のコーナーで、東郷隆(とうごう・りゅう)さんの『龍石流転 廃帝溥儀の秘宝』(エイチアンドアイ)を紹介しました。

昭和の初めを舞台に、大陸に堕ちた隕石の神秘的な力を巡って繰り広げられる、血沸き肉躍る歴史活劇です。その隕石は「龍石(ロンジー)」と呼ばれ、清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀(あいしんかくら・ふぎ)へとつながっていきます。在野の博物学者・南方熊楠や、甘粕事件で知られる甘粕正彦も登場し、物語に興趣を添えます。

満州事変から満州国建国へと向かう時代を背景に、史実と大胆なフィクションを巧みに織り交ぜた歴史エンターテインメントです。

あらすじ

昭和六年(1931)秋。出版社の嘱託社員で考古学に精通した速水林太郎は、兵庫県の生石(おうしこ)神社で、富豪で学者の太安近(おおのやすちか)と美貌の秘書・阿礼に出会う。3人は「日本三奇」の一つ、石の宝殿を巡って意気投合する。

同じ頃、大陸では、満蒙地域の武力解決と直接統治を目指す関東軍の石原莞爾中佐が、ある計画を進めていた。その鍵を握るのは、清朝最後の皇帝で、20年前に廃帝となった溥儀と、彼が愛用する龍石(隕石)の文鎮だった。

大陸に堕ちた隕石の神秘的な力を巡り、日米中が繰り広げるお宝争奪戦が始まる。

書誌情報

『龍石流転 廃帝溥儀の秘宝』

東郷隆
エイチアンドアイ
2026年8月29日 初版第1刷発行

装画:yoco
装幀:ブックウォール

目次
第一章 昭和六年 秋
第二章 田辺のクマグス
第三章 赤坂田園荘
第四章 上海へ
第五章 木箱
第六章 龍石と赤糸縅
第七章 辛村故城
第八章 軍閥軍来襲
最終章 昭和二十六年 秋

本文244ページ

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