2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

2006-09-01

市井人情

江戸の庶民のバイタリティー

出久根達郎さんの『安政大変』を読み終えた。大災害を描いているので、ちょっと哀しい物語や悲劇性のある話が多い。そんな中で、最後に収録された「玉手箱」はファンタスティックな作品で、読了後の余韻が快い。安政大変 (文春文庫)作者: 出久根達郎出版...