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恋に効く、女医者が活躍する時代小説

引き続き、諸田玲子さんの『恋ほおずき』を読んでいる。主人公の江与は、女性ならではの痛みや苦しみを癒してくれる若き女医者。自身も切ない過去(物語の中で次第に明らかになっていく)を抱えた末に選んだ道。使命感をもちながらも、子堕ろし(生まれくるはずの子どもの命の芽を摘むこと)に悩みと葛藤も。

恋ほおずき (中公文庫)

恋ほおずき (中公文庫)

江戸の女性心理描写の名手の諸田さんらしく、緊張感がありながらも読み味のよい連作小説になっている。簡単に読み終わてしまうのがもったいない気がする。