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真田幸村になれなかった戦の天才・御宿勘兵衛の物語

戦国時代・丹羽家の敗者復活劇を描いた『うつろ屋軍師』でデビューした、箕輪諒(みのわりょう)さんの『くせものの譜』が学研プラスより刊行されました。仕えた主家が次々と滅びるために「厄神」と忌避された勘兵衛は、真田幸村と同じく武田家滅亡により人生...
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大地震でできた穴から化け物、江戸に鬼…、「怪異沸騰編」開幕

芝村凉也さんの『素浪人半四郎百鬼夜行(六) 孤闘の寂(ことうのせき)』が講談社文庫より刊行されました。榊半四郎、際野聊異斎、捨吉の三人が江戸の怪異を退治するシリーズの第六弾です。「時代小説SHOW」では、昨年刊行された3巻~5巻のストーリー...
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足掛け15年。平成の大ベストセラー「居眠り磐音」シリーズ、完結

遅ればせながら、佐伯泰英さんの『居眠り磐音 江戸双紙51 旅立ノ朝』(双葉文庫)を手にしました。シリーズ累計で2000万部突破という途方もないベストセラーとなった「居眠り磐音」も、いよいよこれが最終巻です。寛政七年(1795)仲夏。豊後水道...
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長崎出島に潜入した、女忍びの愛と葛藤を描く、傑作時代小説

鳴神響一(なるかみきょういち)さんの『私が愛したサムライの娘』が角川春樹事務所・時代小説文庫より刊行されました。鳴神さんはこの作品で、第六回角川春樹小説賞を受賞してデビューし、第三回野村胡堂賞も受賞されています。スケールの大きな海洋時代小説...
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大名に頭を下げさせる商人を目指す若者の物語

稲葉稔さんの『人生胸算用』が文春文庫より刊行されました。「大名に頭を下げさせる商人になる」とう固い決意を秘めて、17歳の辰馬は、江戸に上った。陸奥磐城平・小名浜の郷士の長男という素性を隠して、深川佐賀町の穀物問屋・石和屋に奉公に入った。少年...