2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

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【新着本】澤見彰『狭間の子 吉原五十間道 菓子処つた屋』

狭間の子 吉原五十間道 菓子処つた屋|澤見彰|河出文庫出版人として独立した若き日の蔦屋重三郎と、菓子職人を目指す義妹おなつ。俗世と苦界の狭間である、吉原大門の手前の五十間道を舞台に、夢を追う二人を丁寧に描く、市井時代小説です。2025年の大...
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【新着本】佐々木禎子さんの「はるの味だより」シリーズ

佐々木禎子(ささき・ていこ)さんの文庫書き下ろし時代小説、『思いの深さの花火弁当』『秘めた想いの桜飯』を本棚にお迎えしました。「はるの味だより」シリーズ(ハルキ文庫)の第3巻、第4巻で、どちらもも心温まる料理と人間ドラマが魅力の作品です。佐...
ミステリー

【新着本】有馬美季子さんの『清少納言なぞとき草紙』

『清少納言なぞとき草紙』|有馬美季子|徳間文庫 有馬美季子(ありま・みきこ)さんの文庫書き下ろしの平安時代小説、『清少納言なぞとき草紙』(徳間文庫)を本棚にお迎えしました。著者の有馬さんは、2021年、『はないちもんめ』シリーズ (祥伝社文...
ミステリー

門前町で繰り広げられる、秘密と絆が交差する時代サスペンス

『埋火 芝神明宮いすず屋茶話(一)』|篠綾子|双葉文庫 今回は、篠綾子さんによる文庫書き下ろしの時代小説、『埋火 芝神明宮いすず屋茶話(一)』(双葉文庫)をご紹介します。篠綾子さんは、2017年に「更紗屋おりん雛形帖」シリーズ(文春文庫)で...
人物

蔦屋重三郎の秘蔵っ子、写楽の正体と淡い恋を描く時代小説

『写楽女』|森明日香|時代小説文庫森明日香さんは、2022年に、本作、『写楽女(しゃらくめ)』で、第14回角川春樹小説賞を受賞しました。さらに、続く第2作『おくり絵師』では、2024年に第13回日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろし新人賞を受...