2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

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伝奇

女の城、吉原に暮らす浪人

上田秀人さんの『散華の太刀』を読んだ。『悲恋の太刀』『不忘の太刀』『孤影の太刀』に続く「織江緋之介見参」シリーズの第四弾である。散華の太刀―織江緋之介見参 (徳間文庫)作者: 上田秀人出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2006/10メデ...
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捨て子と養生所の話

乾荘次郎さんの『夜襲 鴉道場日月抄』を読んでいる。傳通院近くの「鴉道場」こと柳花館の師範代高森弦十郎の周りで起こった事件を描くシリーズの第二弾である。夜襲 (講談社文庫)作者: 乾荘次郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/08/1...
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恐るべし佐伯泰英。9月の検索語ベスト20

「ほぼ日刊時代小説」における、2006年9月(9/1~9/30)の検索語ベスト20を発表する。今月順位(前月順位) 検索語 検索数 1位( 7位) 佐伯泰英 217 2位( 1位) 時代小説 212 3位( 4位) 小説 78 4位( ― ...
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「磐音の不覚」が面白くしている

佐伯泰英さんの『梅雨ノ蝶』を読んでいる。金杉惣三郎、清之助、赤目小籐次、政次ら、佐伯作品のヒーローたちは、物語が進むごとに強くなりすぎるというか、偉くなりすぎていく。ゲームと同じように、次々に敵を倒すうちに強くなっていくわけで、勧善懲悪ぶり...
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秋の雨と『梅雨ノ蝶』

秋の雨の日、佐伯泰英さんの『梅雨ノ蝶』を読み始めた。「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズの第19作目にあたる。佐伯さんのシリーズの中で一番筆が進んでいる。書き下ろしなので、発売時期と物語の季節を合わせてもらえると、より作品との一体感が深まる気が...