武家

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『いのちなりけり』を忘れていた

今年1年の文庫の新刊リストを見ていたら、葉室麟さんの『いのちなりけり』を読みもらしていたことに気付いた。読みたいと思っていた作品のひとつなのに、文庫化されていたことにまったく気付かなかった。3月ごろは、異動したばかりで、余裕がなかったからか...
武家

『みのたけの春』はいい時代小説

志水辰夫さんの『みのたけの春』を読んだ。想像していたような物語ではなかったが、シミタツさんでなければ書けないような深く芳醇な余韻が残る、良い時代小説になっている。今日はもう、時代小説を読むのはよそう。この感じは持ったいないから。みのたけの春...
作家

やっぱりシミタツが読みたい

久しぶりにはてなダイアリーの「記事を書く」の画面を開いたら、シンプルなデザインが変わっていて、ちょっと戸惑う。妻の探していたTOEICの本を買いに、紀伊國屋書店の渋谷店を訪れる。目当ての本は買えたが、つい文庫コーナーに立ち寄り、志水辰夫さん...
映画

東山紀之主演で藤沢作品の映画化

映画「小川の辺」が7月2日より全国公開される。東山紀之さん主演の藤沢作品の映画化というと、2008年の「山桜」についで2作品目ということになる。原作「小川の辺」(『闇の穴』に収録)を読んでみると、東山さんのもつ古風でストイックな感じが、藤沢...
武家

未曾有の大災害を乗り越えよう

東北地方太平洋沖地震と、それにともなって発生した原発事故、日本を未曾有の大災害が襲っている。地震大国に生きるわれわれにとって乗り越えなければならない試練である。こうした非常事態だからこそ、人間として本性が問われる局面である。海外メディアは、...