伝奇

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殺生方控に隠された将軍家の秘密

えとう乱星さんの『あばれ奉行』を読了した。本作品は、『かぶき奉行』『ほうけ奉行』に続く「殺生奉行」シリーズ3作目だが、作者のあとがきによると、本来のタイトルは、『殺生方控』〈慶安編・元禄編・享保編〉とする心積もりだったようだ。それぞれの作品...
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殺生奉行シリーズの完結編

えとう乱星さんの『あばれ奉行 安藤源次郎殺生方控』を読んでいる。10年前に単行本で読んで、その面白さに感動して、一気にえとう乱星さんがごひいきの作家の一人になったという記憶のある作品。あばれ奉行―安藤源次郎殺生方控 (ベスト時代文庫)作者:...
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平安時代を舞台にしたファンタジーノベル

平岩弓枝さんの『道長の冒険』を読み始めた。平安時代の実力者・藤原道長と楽士・真比呂が活躍する「平安妖異伝」の続編にあたる。道長の冒険―平安妖異伝 (新潮文庫)作者: 平岩弓枝出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/09/28メディア:...
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『安政五年の大脱走』の五十嵐貴久さんのコメント

『安政五年の大脱走』の著者の五十嵐貴久さんご本人から、ブログにコメントをいただいた。安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫)作者: 五十嵐貴久出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2005/04/01メディア: 文庫 クリック: 13回この商品を含む...
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本を読んでいて、汗が噴き出してきた

荒崎一海さんの『風霜苛烈』を一気に読み終えた。熱を出して寝込んでいる妻のかたわらで読んでいたせいか、途中、物語に集中できずに眠気を感じていた。ところが、物語の残り三分の二を過ぎたあたりで、アドレナリンなのか、ドーパミンなのか、よくわからない...