痛快

剣豪

秋の雨と『梅雨ノ蝶』

秋の雨の日、佐伯泰英さんの『梅雨ノ蝶』を読み始めた。「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズの第19作目にあたる。佐伯さんのシリーズの中で一番筆が進んでいる。書き下ろしなので、発売時期と物語の季節を合わせてもらえると、より作品との一体感が深まる気が...
幕末維新

幕末上海を舞台にした冒険小説

白石一郎さんの『生きのびる』を読み始めた。「横浜異人街事件帖」の第二弾にして、完結編になる作品だ。主人公の衣笠卯之助は、元南町奉行所定町廻り同心で、今は横浜で沖人足をするかたわら、神奈川奉行所与力塩田正五郎に頼まれて岡っ引きを務めている。横...
剣豪

「密命」ファミリーに新しいヒーローが

佐伯泰英さんの『無刀 密命・父子鷹』を読んだ。タイトルから連想されるとおり、今回、金杉惣三郎と清之助の父子は、柳生新陰流の故郷、柳生の地の正木坂道場に滞在する。無刀―密命・父子鷹〈巻之十五〉 (祥伝社文庫)作者: 佐伯泰英出版社/メーカー:...
剣豪

佐伯泰英時代小説1000万部突破

佐伯泰英さんの『無刀 密命・父子鷹』を読み始めた。金杉惣三郎、清之助父子が活躍する「密命」シリーズの第15弾である。その帯を見てちょっと驚いた。佐伯さんの時代小説が1000万部を突破したという。無刀―密命・父子鷹〈巻之十五〉 (祥伝社文庫)...
江戸

下手人の意味は?

佐藤雅美さんの『江戸からの恋飛脚』を読んでいる。昔の時代劇映画のようなノーテンキに明るいタイトルだなあ。江戸からの恋飛脚―八州廻り桑山十兵衛 (文春文庫)作者: 佐藤雅美出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/08メディア: 文庫 ...