痛快

剣豪

勢いが止まらない「居眠り磐音江戸双紙」

今朝、何気なくTVを見ていてビックリした。おばあちゃんの語りで始まる、佐伯泰英さんの「居眠り磐音江戸双紙」シリーズ最新作『野分ノ灘』『鯖雲ノ城』のスポットCMだった。朝刊にも大きなスペースで新刊告知があり、メディアミックスによるプロモーショ...
ユーモア

痛快無比の姫君小説、登場

米村圭伍さんの『おんみつ蜜姫』を読んだ。米村さんといえば、『退屈姫君伝』などの「めだか姫」がおなじみで、元気で破天荒な姫君を描かせたら当代一の時代小説家。今回は、『退屈姫君伝』よりも四十年ほど前の享保時代が舞台である。おんみつ蜜姫 (新潮文...
江戸

医者の逃亡者を描く時代小説

佐藤雅美(さとうまさよし)さんの『啓順地獄旅』を読んでいる。無実の罪を着せられ、江戸の火消しの顔役・聖天松に命を狙われる医者の啓順の逃亡劇を描く、『啓順凶状旅』に続くシリーズ第2弾である。啓順地獄旅 (講談社文庫)作者: 佐藤雅美出版社/メ...
幕末維新

西洋銃器も駆使し、攻撃力を増す座光寺藤之助

佐伯泰英さんの『邪宗』を読み終える。「交代寄合伊那衆異聞」シリーズの第四弾になるが、ようやくこのシリーズの方向性が見えてきた気がする。日本と外国、保守と革新という対立軸を見せながら、展開していく幕末を舞台にしたエンターテインメント時代小説と...
幕末維新

佐伯泰英作品と長崎

『邪宗』を読み始めた。佐伯泰英さんの「交代寄合伊那衆異聞」の第4弾である。佐伯さんの時代小説はストーリー展開が速くて、主人公のスーパーヒーローぶりが痛快で読みやすい。ということで次々出てくる新作を次々に読むことになる。多くのファンをもつ理由...