2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

注目

単行本

真田対徳川の死闘の裏にある、甲冑師たちの命懸けの闘い

『真田の具足師』|武川佑|PHP研究所デビュー作『虎の牙』と第2作『落梅の賦』で武田家を描いた、実力派の歴史小説家、武川佑(たけかわゆう)さん。『真田の具足師』(PHP研究所)は、武田家の後を継ぐように信濃を中心に勢力広げ、戦国時代に光を放...
市井人情

将太と理世。微笑ましくももどかしい新たな兄妹の物語、開幕

『義妹にちょっかいは無用にて(1)』|馳月基矢|双葉文庫馳月基矢(はせつきもとや)さんの人気時代小説シリーズ、『拙者、妹がおりまして』からスピンオフした新シリーズ、『義妹にちょっかいは無用にて(1)』(双葉文庫)が始まりました。今回は、『拙...
人物

西国一強くて美しい、女城主の愛と葛藤の生涯を描く歴史長編

『誾』|赤神諒|光文社立花誾千代(ぎんちよ)は、山本兼一さんの『まりしてん誾千代姫』を読んで以来、私にとってずっと片恋の戦国ヒロインです。大藪春彦賞受賞の歴史時代小説家、赤神諒(あかがみりょう)さんが、誾千代を主人公に描いた歴史小説を発表し...
ミステリー

「2023年10月中旬の新刊(文庫)」をアップ

『岩鼠の城 定廻り同心 新九郎、時を超える』|山本巧次|光文社文庫2023年10月11日から10月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2023年10月中旬の新刊(文庫)」を掲載しました今月注目しているのは、光文社文庫から...
エッセイ

直木賞作家が教える、ビジネスに効く歴史小説の選び方、読み方

『教養としての歴史小説』|今村翔吾|ダイヤモンド社今村翔吾さんの自己啓発本、『教養としての歴史小説』(ダイヤモンド社)を読みました。本書は、著者初のビジネスパーソン向けの自己啓発本です。発売当初は、書店オーナー、TVコメンテーターやラジオの...