「2020年5月中旬の新刊(文庫)」をアップ

黒王妃2020年5月11日から5月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年5月中旬の新刊(文庫)」を掲載しました。

今回は、集英社文庫から刊行される、佐藤賢一さんの『黒王妃』を取り上げます。

本書は、16世紀のフィレンツェの実質的支配者であるメディチ家に生まれ、フランス王アンリ二世の王妃となった、カトリーヌ・ドゥ・メディシス(Catherine de Médicis)を描く海外歴史小説です。

メディシスはメディチ(Medici)のフランス語。

ルネサンス期、フィレンツェで生まれたカトリーヌ・ドゥ・メディシス。政略結婚でフランス王家に入り、やがて王妃となるも、夫アンリ二世の心は愛妾ディアーヌにあり、宮廷で平民の出と蔑まれる。だが、カトリーヌは料理や服、化粧品などに卓越したセンスを発揮し、宮廷での地位を上げていく。そして、遂には権力の頂点に君臨するが……。現代に続くファッションの礎を築いた王妃の素顔に迫る長編。
(本書カバー裏の内容紹介より)

著者は、1993年に『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞を受賞してデビューし、1999年『王妃の離婚』で第121回直木賞を受賞し、ヨーロッパ史を題材とした歴史時代小説を得意とされています。

16世紀は日本では戦国時代に当たりますが、ヨーロッパではルネサンスと宗教改革により、中世から近世へ歴史観を変えていきました。

王妃として権力を握るとともに、ファッションリーダーでもあった、王妃カトリーヌとはどんな人物だったか、気になります。

→(文庫)2020年5月中旬の新刊

■Amazon.co.jp
『黒王妃』(佐藤賢一・集英社文庫)
『ジャガーの眼』 Kindle版(佐藤賢一・集英社文庫)
『王妃の離婚』(佐藤賢一・集英社文庫)

佐藤賢一|時代小説ガイド
佐藤賢一|さとうけんいち|時代小説・作家 1968年山形県鶴岡市生まれ。山形大学教育学部卒業後、東北大学大学院文学研究科西洋史学専攻修士課程修了。同フランス文学専攻博士課程単位取得満期退学。 1993年、『ジャガーになった男』で第6回...