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2016-02-12

新刊情報

瑞々しい魅力あふれる、京都時代小説の継承者、登場

澤田瞳子さんの『ふたり女房 京都鷹ヶ峰御薬園日録』(徳間文庫)を読みました。本書は、江戸後期(享和二年=1802年。天明の大火が14年前)の京都を舞台にした連作時代小説集。京にある幕府直轄の薬草園、鷹ヶ峰御薬園で暮らす、ヒロインの元岡真葛(...