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時代小説●2024年9月上旬の新刊情報(文庫)

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時代小説●文庫新刊情報|2024年9月上旬の新刊(1日→10日)

2024年9月1日から9月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
新刊情報リストを見る

時代小説文庫
柴田よしきさんの『あらたなる日々 お勝手のあん』
ご大老である井伊さまについての不穏な噂が流れる三月の春、おやすは奉公人ではなく料理人として紅屋に雇われる身となりました。住み込みからおしげが暮らす長屋への引っ越しで始まった新しい日々は、何もかもが初めてで戸惑いを隠せません。
そんな折、大旦那さまのご隠居祝いの宴で、おやすの料理人としてのお披露目を行うための準備も佳境に入ります。政一の手助けなく一人で料理の献立を考える最中、大旦那さまはおやすの腕を示すため、招待したお客にある趣向を準備しますが……。
暗くなる時代の中で、料理人として精一杯生きる女性を描く大好評シリーズ、第十弾。

文春文庫
上橋菜穂子さんの『香君1 西から来た少女』『香君2 西から来た少女』
人並外れた嗅覚を持ち、植物や昆虫の声を香りで聞く少女アイシャ。旧藩王の末裔ゆえ、命を狙われ、ウマール帝国へ行くことになります。遙か昔、神郷よりもたらされたというオアレ稲によって繁栄を極めるこの国には、香りで万象を知る〈香君〉という活神がいました。アイシャは、匿われた先で香君と出会い……。壮大な物語が今開幕!

木下昌輝さんの『孤剣の涯て』
第12回本屋が選ぶ時代小説大賞受賞作。
大坂の陣前夜、天下統一を果たした家康を呪詛した「呪い首」が発見されました。呪いをかけた者を突き止め、生け捕りにする依頼を受けた武蔵。太平の世も近づき、己の剣はもはや時代遅れになったことを痛感し、依頼を拒んだ武蔵でしたが、たった一人、自分を一途に慕っていた弟子が呪詛者に惨殺されたことを知ると、……。
乱世が終焉を告げる中、滅びゆく者たちの最後の戦いが始まります。

小学館文庫
上田秀人さんの『勘定侍 柳生真剣勝負〈八〉 愚王』
三代将軍徳川家光から届けられた密書が、柳生左門を解き放ちました。密書の中身は、「柳生を滅ぼせ」。愛する家光から己を引きはがし、館に閉じ込め続けた、憎き御家を壊滅せよとの命です。ようやく家光の元に帰れると歓喜のあまり乱心した左門は、ついに柳生藩士に向けて刀を抜きます。
一方、柳生の庄に足を踏み入れた淡海一夜と柳生十兵衛は、酸鼻を極めた地獄絵図に息を呑みました。柳生家最大の危機に一夜が取った動きとは? そして、鬼神と化した左門と十兵衛の激闘の行方は? 驚天動地の第八弾!

PHP文芸文庫
泉ゆたかさんの『蔦屋の息子 耕書堂商売日誌』
父を亡くした十九歳の青年、勇助は、母と妹を養うため、蔦屋重三郎が営む書店・耕書堂で奉公することに。厭世的でどこか投げやりな勇助を何故か蔦屋は気に入り、「いずれ自分の養子(二代目蔦屋)にする」と言い出しました。豪快な蔦屋のもとで働きながら、勇助は江戸の一癖も二癖もあるクリエイターたちと渡り合い、物語を書いてもらえるよう奔走し……。江戸のカリスマ出版人・蔦屋重三郎と青年による、熱いお仕事小説。

徳間文庫
有馬美季子さんの『清少納言なぞとき草紙』
宮中にいたころから「勘働き」に定評のあった清少納言。今は宮仕えを辞し、東山月輪の小さな邸で暮らしています。
ある日、陰陽師の安倍吉平が訪ねてきました。怪事件の謎を解くために知恵を貸してほしいと言いました。
青い目の生首の正体、女房が遺した真似歌の真意……。
調べを進めるうちに、話題の「源氏物語」と事件が呼応していることが判明しました。
名探偵、清少納言が陰陽師を相棒に難題に挑む平安ミステリー。

澤田瞳子さんの『輝山』
江戸後期、弘化年間。
石見国大森銀山に赴き、大森代官所の中間として働く金吾は、江戸から代官・岩田鍬三郎の身辺を探る密命を帯びていました。
間歩で鉱石を採掘し、気絶に罹り若くして命を落とす掘子、重い荷を運び母と妹を養う手子の少年、石を選別するユリ女――銀山で懸命に働く人びとの姿に心動かされる金吾。
さらに彼らを慈悲深く見守る岩田を見て、金吾は己の命に疑問を抱き始めました……。

!おすすめ度
:読みたい/入手したい
:新装版/復刊
:気になる/チェックしたい
:文庫書き下ろし

●9月1日発売 扶桑社・扶桑社文庫
『逆転した日本史~聖徳太子、坂本龍馬、鎖国が教科書から消える~』河合敦『逆転した日本史~聖徳太子、坂本龍馬、鎖国が教科書から消える~』
●9月3日発売 角川春樹事務所・時代小説文庫
『あらたなる日々 お勝手のあん』柴田よしき『あらたなる日々 お勝手のあん』
●9月4日発売 文藝春秋・文春文庫
『香君1 西から来た少女』上橋菜穂子『香君1 西から来た少女』
『香君2 西から来た少女』上橋菜穂子『香君2 西から来た少女』
『絵草紙 新・秋山久蔵御用控(二十)』藤井邦夫『絵草紙 新・秋山久蔵御用控(二十)』
『孤剣の涯て』木下昌輝『孤剣の涯て』
●9月4日発売 宝島社・宝島SUGOI文庫
『系図でたどる日本の名家・名門』かみゆ歴史編集部編集『系図でたどる日本の名家・名門』
『神社に秘められた日本史の謎』新谷尚紀監修『神社に秘められた日本史の謎』
●9月6日発売 河出書房新社・河出文庫
『松尾芭蕉/おくのほそ道』松浦寿輝選・訳『松尾芭蕉/おくのほそ道』
●9月6日発売 小学館・小学館文庫
『引越し侍 情斬りの辻』鈴峯紅也『引越し侍 情斬りの辻』
『勘定侍 柳生真剣勝負〈八〉 愚王』上田秀人『勘定侍 柳生真剣勝負〈八〉 愚王』
『若冲になったアメリカ人 ジョー・D・プライス物語』ジョー・D・ プライス『若冲になったアメリカ人 ジョー・D・プライス物語』
●9月6日発売 小学館・小学館文庫キャラブン!
『桜嵐恋絵巻 火の行方』深山くのえ『桜嵐恋絵巻 火の行方』
『白天狗の贄嫁 芽生える絆は宿命の扉を開く』朝比奈希夜『白天狗の贄嫁 芽生える絆は宿命の扉を開く』
●9月6日発売 朝日新聞出版・朝日文庫
『王朝序曲 (上) 誰か言う「千家花ならぬはなし」と――藤原冬嗣の生涯』永井路子『王朝序曲 (上) 誰か言う「千家花ならぬはなし」と――藤原冬嗣の生涯』
『王朝序曲 (下) 誰か言う「千家花ならぬはなし」と――藤原冬嗣の生涯』永井路子『王朝序曲 (下) 誰か言う「千家花ならぬはなし」と――藤原冬嗣の生涯』
『千両かんばん』山本一力『千両かんばん』
『滝沢馬琴 (上)』杉本苑子『滝沢馬琴 (上)』
『滝沢馬琴 (下)』杉本苑子『滝沢馬琴 (下)』
●9月10日発売 PHP研究所・PHP文芸文庫
『後宮の薬師(三) 平安なぞとき診療日記』
→記事:太后は病か物の怪か? 女医瑞蓮の活躍を描く平安お仕事小説
小田菜摘『後宮の薬師(三) 平安なぞとき診療日記』
『蔦屋の息子 耕書堂商売日誌』
→記事:「時代小説●2024年9月上旬の新刊情報(文庫)」をアップ
泉ゆたか『蔦屋の息子 耕書堂商売日誌』
●9月10日発売 徳間書店・徳間文庫
『拵屋銀次郎半畳記 汝 戟とせば三』門田泰明『拵屋銀次郎半畳記 汝 戟とせば三』
『清少納言なぞとき草紙』有馬美季子『清少納言なぞとき草紙』
『輝山』澤田瞳子『輝山』

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時代小説★2024年9月の新刊情報(単行本)
単行本★時代小説新刊情報|2024年9月の新刊(1日→末日) 2024年9月1日から9月末日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書、古典日本文学の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介...