青春

市井人情

若者は、漆黒の闇に明かりを灯すために脱藩し江戸を目指す

『地に滾る』あさのあつこさんの長編時代小説、『地に滾る(ちにたぎる)』(祥伝社文庫)を入手しました。本書は、天羽藩(あもうはん)の上士の嫡男、伊吹藤士郎の青春を描く、時代小説シリーズ三部作で、『天を灼く(てんをやく)』に続く第二作です。三カ...
お悔やみ

「無茶の勘兵衛日月録」シリーズの作家・浅黄斑さん、死去

時代小説「無茶の勘兵衛日月録」シリーズなどで知られる、作家の浅黄斑(あさぎまだら)さんが、9月5日に死亡していたことが9月12日に東京新聞のWebサイトで報道されました。74歳でした。神戸市生まれの浅黄さんは関西大卒業後、会社員を経て作家デ...
剣豪

一途でやんちゃな少年・大河は、一番の剣術家を目指し江戸へ

『大河の剣(一)』稲葉稔さんの文庫書き下ろし時代小説、『大河の剣(一)』(角川文庫)を入手しました。「武士の流儀」や「浪人奉行」、「隠密船頭」など、多くの文庫書き下ろしシリーズをもつ、時代小説家の稲葉稔さんの、待望の時代小説シリーズの誕生で...
文庫

父は切腹。運命に翻弄されながら、少年はただ明日を目指す

『天を灼く』あさのあつこさんの長編時代小説、『天を灼く(てんをやく)』(祥伝社文庫)を入手しました。本書は、天羽藩(あもうはん)の上士の嫡男、伊吹藤士郎の青春を描く、時代小説シリーズ三部作の第一作です。三カ月連続刊行として、第二作『地に滾る...
単行本

文芸の力で世を治めようと願う源実朝を描く、新人賞受賞作

『言の葉は、残りて』佐藤雫(さとうしずく)さんの長編時代小説、『言の葉は、残りて』(集英社)を入手しました。鎌倉幕府の三代将軍・源実朝を主人公に、頼朝の死後、繰り広げられた覇権争いを描いた歴史時代小説です。著者は、本作品(「海の匂い」を改題...