捕物

市井人情

学問一筋の用心棒が花街を守る、深川人情シリーズ第4弾

荒崎一海(あらさきかずみ)さんの文庫書き下ろしシリーズの第四弾、『九頭竜覚山 浮世綴(四) 小名木川(おなきかわ)』(講談社文庫)を入手しました。主人公の九頭竜覚山(くずりゅうかくざん)は、出雲国松江藩十八万六千石松平家の食客のような存在で...
オンデマンド本

人形佐七だけじゃない、横溝正史さんの懐かしの捕物帳

名探偵金田一耕助シリーズでおなじみの、横溝正史(よこみぞせいし)さんの捕物小説、『朝顔金太捕物帳』(捕物出版)をオンデマンド本で入手しました。横溝さんの捕物小説といえば代表作の「人形佐七捕物帳」が頭に浮かびますが、浅学ゆえに本シリーズのこと...
市井人情

育ての親の稼業を継ぎ、お市は深川で私立探偵を始める

『よろず屋お市 深川事件帖』誉田龍一(ほんだりゅういち)さんの文庫書き下ろし時代小説、『よろず屋お市 深川事件帖』(ハヤカワ時代ミステリ文庫)を紹介します。著者は、「大目付光三郎」「御庭番闇日記」など痛快な活躍が楽しめるシリーズや、「日本一...
市井人情

事件の裏に絶世の美女が。前代未聞の町会所強奪事件

今年7月に亡くなったことが先日発表された、佐藤雅美(さとうまさよし)さんの人気シリーズの最新文庫作品、『美女二万両強奪のからくり 縮尻鏡三郎』(文春文庫)を紹介します。「縮尻鏡三郎(しくじりきょうざぶろう)」は、「物書同心居眠り紋蔵」「八州...
捕物

前歴不明の戯作屋が怪異の裏を解く、本格捕物ミステリ

稲葉一広(いなばかずひろ)さんの時代小説デビュー作、『戯作屋伴内捕物ばなし』(ハヤカワ時代ミステリ文庫)を紹介します。著者は、脚本家として、「下町ロケット」「人形佐七捕物帳」(製作BSジャパン)「ぼんくら」(NHK木曜時代劇)など、数多くの...