作家 藤沢周平の世界展に行ってきた かねてから楽しみにしていた「藤沢周平の世界展」に行ってきた。世田谷文学館開館10周年記念ということで、常設展示を1階に移し、2階のフロア全部を使っての大規模な展示だった。夫人の管理がよいせいか、『溟い海』や『暗殺の年輪』などの初期の作品から... 作家剣豪市井人情武家江戸資料館・美術館
武家 青春時代小説の名手・宮本昌孝 宮本昌孝さんの作品というと、足利第13代将軍義輝の半生を描いた『剣豪将軍義輝〈上〉鳳雛ノ太刀 (徳間文庫)』『剣豪将軍義輝〈中〉孤雲ノ太刀 (徳間文庫)』『剣豪将軍義輝〈下〉流星ノ太刀 (徳間文庫)』が、剣豪小説としても戦国時代小説としても... 2020.02.11 武家江戸青春
武家 江戸の旗本の世界へようこそ 江戸学の巨星、三田村鳶魚さんの最後の弟子というキャッチフレーズがついた、小川恭一さんの『江戸の旗本事典 (講談社文庫)』を読了。いろいろな時代小説を読むと、旗本という存在がどんどんわかりづらくなっていく。いろいろな職能や石高、生活ぶりなどが... 武家歴史読み物江戸江戸学
武家 台風で思い出す時代小説は? 台風11号が関東地方に近づいてきた。雨が強くなってきたが、何となくわくわくさせるものがある。時代小説で、台風は野分(のわき)と呼ばれていたが、嵐のシーンが印象に残る作品は意外に少ない。そんな中で海洋小説と呼ばれる、海を舞台に活躍した物語では... 2019.10.12 武家江戸海洋
伝奇 勘定奉行と紀伊国屋文左衛門 『破斬―勘定吟味役異聞 (光文社時代小説文庫)』は文句なしに面白かった。サブタイトルの勘定吟味役とは、天和二年(1682)、幕府の緊迫した財政に頭を痛めた五代将軍綱吉が創設したもので、勘定奉行所における目付のようなもの。出納を監査し、恣意あ... 伝奇剣豪武家江戸