2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

ジャンル

捕物

山内美樹さんの新作が2月7日に発売

「鍵屋お仙見立て絵解き」シリーズの作者の山内美樹子さんから、新刊案内をいただいた。『お仙探索手帖 鐘の音』が2月7日に静山社文庫から文庫書き下ろしとして発売されるとのこと。 お仙探索手帖 鐘の音 (静山社文庫)作者: 山内美樹出版社/メーカ...
痛快

文春文庫期待の新人時代小説家、登場

文春文庫が自信を持って送り出す大型新人、八木忠純(やぎただすみ)さんの『喬四郎 孤剣ノ望郷 蜘蛛の巣店(きょうしろうこけんのぼうきょう くものすだな)』を読んだ。蜘蛛の巣店―喬四郎 孤剣ノ望郷 (文春文庫)作者: 八木忠純出版社/メーカー:...
人物

江戸の最先端科学者、渋川春海の半生を描く

冲方丁さんの『天地明察』を読んでいる。碁打ちで算術家の安井算哲こと渋川春海のことは、この本を読むまでほとんど知らなかった。彼が取り組んだ改暦についても何も知らなかった。 改暦の儀。 貞享元年三月三日の今日。ついに帝は、かねてから誤謬明らかな...
伝奇

キリシタン騒動に巻き込まれる旗本与一郎

羽太雄平(はたゆうへい)さんの『転び坂 旗本与一郎』を読みました。『峠越え』、『新任家老 与一郎』(『されど道なかば』を改題)、『家老脱藩 与一郎、江戸を行く』に続く、「与一郎」シリーズの第4弾です。家老の嫡男が若くして家老になり、さらに脱...
剣豪

土井利勝の妄執を両断する、斬馬刀

上田秀人(うえだひでと)さんの『破矛(はぼう)』を読みました。信州松代藩真田家で、斬馬刀を預けられ、本陣に突っ込んでくる敵の騎馬武者を迎え撃つ斬馬衆を務める仁旗伊織が活躍するシリーズ第2弾。斬馬刀は刃渡り七尺(約2.1メートル)、柄までの全...