闇仕事

単行本

幕末の江戸を駆ける〈運び屋〉の青年を描く痛快エンタメ

『運び屋円十郎』|三本雅彦|文藝春秋先日発表された第13回日本歴史時代作家協会賞の新人賞候補に選ばれた、三本雅彦(みもとまさひこ)さんの時代小説、『運び屋円十郎』(文藝春秋)を紹介します。著者は、2017年に「新芽」で第97回松本清張オール...
市井人情

「時代小説●2024年8月下旬の新刊情報(文庫)」をアップ

『編み物ざむらい(三) 迷い道騒動』|横山起也|角川文庫2024年8月21日から8月31日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2024年8月下旬の新刊(文庫)」を掲載しました。今回は、横山起也(よこやまたつや)さんの時代小説、...
市井人情

裄沢の失踪。行方を追う廻り方同心たちを描く「奉行所小説」

『北の御番所 反骨日録【十一】 霧の中』|芝村凉也|双葉文庫芝村凉也(しばむらりょうや)さんの文庫書き下ろしシリーズ、「北の御番所 反骨日録」の第10弾『ごくつぶし』(双葉文庫)は、ファンの心を鷲掴みにしたままで終わっています。主人公で北町...
お気に入り

吉原を狙う悪い奴らを成敗せよ。大芝居を成功すれば、控櫓に

『圧殺 御裏番闇裁き』|喜多川侑|祥伝社文庫喜多川侑(きたがわゆう)さんの文庫書き下ろし時代小説「御裏番闇裁き」シリーズの第2弾、『圧殺 御裏番闇裁き』(祥伝社文庫)を紹介します。前作『瞬殺 御裏番闇裁き』で、鮮烈な時代小説デビューを果たし...
ミステリー

撞くか、やめるか? 欲に塗れた人間たちを翻弄する運命の鐘

『無間の鐘』|高瀬乃一|講談社『貸本屋おせん』で第12回日本歴史時代作家協会賞新人賞を受賞した高瀬乃一(たかせのいち)さん。今度は、『無間の鐘』(講談社)で、第13回日本歴史時代作家協会賞作品賞の候補に選ばれました。本書については、新刊刊行...