2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

作家

作家

佐藤雅美(さとうまさよし)さんのこと

佐藤雅美(さとうまさよし)さんの『命みょうが 半次捕物控 (講談社文庫)』を入手した。佐藤さんは、『大君の通貨―幕末「円ドル」戦争 (文春文庫)』『田沼意次―主殿の税 (人物文庫)』などの江戸時代の経済をテーマにした歴史経済小説で活躍され、...
作家

藤沢周平作品を想起させる

『鷺の墓 (時代小説文庫)』を読了する。作者の今井絵美子さんは、2003年に「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学大賞・笹沢左保賞を受賞した新進気鋭の時代小説作家。本書が初の文庫書き下ろし作品。瀬戸内の一藩(瀬戸藩)を舞台に...
作家

注目の新鋭女性剣豪作家

最近注目している新鋭の女性作家に秋山香乃さんがいる。新選組を題材に取った作品で活躍している。『歳三往きてまた』や『新選組藤堂平助』など、文芸社という自費出版の版元として有名な出版社から刊行している。文庫では、ハルキ文庫から『近藤勇 (時代小...
作家

池波正太郎真田太平記館を訪れて

この夏の終わりに、信州上田と松代(まつしろ)を訪ねた。いずれも真田家ゆかりの場所である。旅のきっかけは、5月に観た「池波正太郎の世界展」(世田谷文学館、2004年4月24日~6月13日開催)だ。久々に池波ワールドを満喫した後、ここはやはり池...
作家

「池波正太郎の世界展」を見て

遅れ馳せながら、世田谷文学館の「池波正太郎の世界展」を見てきた。池波正太郎さんは、わたしを時代小説の虜にした恩人の一人である。実を言うと、最初の池波さんの本との出合いは、三大シリーズ(『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』)ではなく...