2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

佐藤雅美(さとうまさよし)さんのこと

アドセンス広告、アフィリエイトを利用しています。
スポンサーリンク

佐藤雅美(さとうまさよし)さんの『命みょうが 半次捕物控 (講談社文庫)』を入手した。佐藤さんは、『大君の通貨―幕末「円ドル」戦争 (文春文庫)』『田沼意次―主殿の税 (人物文庫)』などの江戸時代の経済をテーマにした歴史経済小説で活躍され、『恵比寿屋喜兵衛手控え恵比寿屋喜兵衛手控え (講談社文庫)』で直木賞を受賞された実力派の時代小説家。

細川幽斎を主人公にした戦国ものや、開国に揺れた幕閣を描いた幕末ものなど、多彩なテーマで優れた作品を出されている。捕物小説の分野でも『物書同心居眠り紋蔵 (講談社文庫)』や、『八州廻り桑山十兵衛 (文春文庫)』など、人気のシリーズを持つ。岡っ引きの半次が活躍する『半次捕物控』も、今回の作品で3作目である。

機会を逸して2作目の『揚羽の蝶 半次捕物控(上) (講談社文庫)』を読んでおらず、このまま3作目の本書を読んでもいいかどうか迷っているところである。ところで、佐藤雅美さんは、デビュー当時からしばらくは「さとうまさみ」と名乗っておられた。1999年ごろから、「さとうまさよし」とルビを振られるようになった。どちらが本名で、どちらが通称なのか不明であるが、「時代小説SHOW」では、「さとうまさよし」で統一するようにしている。

命みょうが 半次捕物控 (講談社文庫)

命みょうが 半次捕物控 (講談社文庫)