2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

大正・昭和

ミステリー

少女殺害事件の真犯人を追って、大正の刑事が科学捜査で挑む

『逆境 大正警察事件記録』|夜弦雅也|講談社文庫夜弦雅也(やげん・まさや)さんの大正ミステリー、『逆境 大正警察事件記録』(講談社文庫)をご紹介します。著者は、2021年に歴史時代小説『高望の大刀』で第13回日経小説大賞を受賞してデビューし...
ミステリー

東京新聞で、『二月二十六日のサクリファイス』を紹介

『二月二十六日のサクリファイス』|谷津矢車|PHP研究所2024年9月28日(土)の東京新聞朝刊(中日新聞は9月29日)の読書面の「推し時代小説」のコーナーで、紹介させていただきました。「推し時代小説」は、旬のおすすめの歴史時代小説を紹介す...
ミステリー

二・二六事件の真の犠牲は誰? 憲兵隊員が軍の歪みを暴く

『二月二十六日のサクリファイス』|谷津矢車|PHP研究所谷津矢車(やつやぐるま)さんの書き下ろし歴史小説、『二月二十六日のサクリファイス』(PHP研究所)を紹介します。著者は、2013年に『洛中洛外画狂伝 狩野永徳』でデビューして以来、戦国...
合戦、戦い

第一次大戦下のフランス軍で、爆撃王を目指した日本人の物語

『鶴は戦火の空を舞った』|岩井三四二|集英社文庫岩井三四二(いわいみよじ)さんの『鶴は戦火の空を舞った』(集英社文庫)は、『「タ」は夜明けの空を飛んだ』に続く、近代を舞台にした歴史時代小説です。著者は、2003年に『月ノ浦惣庄公事置書』で第...
人物

この世の全て知り尽くす、南方熊楠の数奇な運命を描く

『われは熊楠』|岩井圭也|文藝春秋6月13日(水)に、第171回直木賞候補作品が発表になりました。今回、歴史時代小説からは、岩井圭也さんの『われは熊楠』(文藝春秋)がノミネートされました。本書は、著者の初めての歴史小説です。博物学者で、生物...