鎌倉

単行本

文芸の力で世を治めようと願う源実朝を描く、新人賞受賞作

『言の葉は、残りて』佐藤雫(さとうしずく)さんの長編時代小説、『言の葉は、残りて』(集英社)を入手しました。鎌倉幕府の三代将軍・源実朝を主人公に、頼朝の死後、繰り広げられた覇権争いを描いた歴史時代小説です。著者は、本作品(「海の匂い」を改題...
人物

「2020年7月中旬の新刊(文庫)」をアップ

『襲来 上』『襲来 下』|講談社文庫2020年7月11日から7月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年7月中旬の新刊(文庫)」を掲載しました。九州地方での豪雨が連日ニュースで報道され、災害によって犠牲となられた方...
人物

鎌倉幕府を倒し、室町幕府を作った、足利尊氏と直義の愛憎劇

『足利兄弟』岡田秀文さんの長編歴史時代小説、『足利兄弟』(双葉文庫)を入手しました。コロナ禍の影響で、NHKテレビで、かつて放映された大河ドラマの名場面集の放送が始まりました。「麒麟がくるまでお待ちください 戦国大河ドラマ名場面スペシャル」...
人物

乱世の無常を悟った、『方丈記』作者、鴨長明の生涯を描く

梓澤要(あずさわかなめ)さんの長編歴史時代小説、『方丈の孤月 鴨長明伝』(新潮社)を入手しました。本書は、「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。 淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。」で始...
人物

「太平記」のヒーロー、坂東武者新田義貞の劇的な生涯

安部龍太郎さんの長編時代小説、『士道太平記 義貞の旗』(集英社文庫)を入手しました。『婆娑羅太平記 道誉と正成』に続く、安部版太平記シリーズの第2弾です。鎌倉末期から南北朝時代を描く時代小説は、江戸や戦国に比べて作品点数は多くありません。楠...