幕末維新

単行本

幕末の江戸を駆ける〈運び屋〉の青年を描く痛快エンタメ

『運び屋円十郎』|三本雅彦|文藝春秋先日発表された第13回日本歴史時代作家協会賞の新人賞候補に選ばれた、三本雅彦(みもとまさひこ)さんの時代小説、『運び屋円十郎』(文藝春秋)を紹介します。著者は、2017年に「新芽」で第97回松本清張オール...
市井人情

「時代小説●2024年8月下旬の新刊情報(文庫)」をアップ

『編み物ざむらい(三) 迷い道騒動』|横山起也|角川文庫2024年8月21日から8月31日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2024年8月下旬の新刊(文庫)」を掲載しました。今回は、横山起也(よこやまたつや)さんの時代小説、...
仇討ち

刺客となった少女と人を斬れない旗本の次男坊、二人の必殺旅

『もゆる椿』|天羽恵|徳間書店天羽恵(あまうめぐみ)さんは、2022年に「日盛りの蝉」で第6回大藪春彦新人賞を受賞しました。受賞作「日盛りの蝉」は中編の時代小説です。女郎のおさきは、ある日、楼主に呼ばれ、見知らぬ若き侍・藤岡と仮初めの夫婦を...
ミステリー

撞くか、やめるか? 欲に塗れた人間たちを翻弄する運命の鐘

『無間の鐘』|高瀬乃一|講談社『貸本屋おせん』で第12回日本歴史時代作家協会賞新人賞を受賞した高瀬乃一(たかせのいち)さん。今度は、『無間の鐘』(講談社)で、第13回日本歴史時代作家協会賞作品賞の候補に選ばれました。本書については、新刊刊行...
人物

幕末から明治へ、暗殺から始まった山尾庸三と伊藤博文の青春

『蛍の光 長州藩士維新血風録』|阿野冠|徳間書店阿野冠(あのかん)さんの歴史小説、『蛍の光 長州藩士維新血風録』(徳間書店)は、第13回日本歴史時代作家協会賞新人賞の候補作に選ばれました。「長州五傑(ファイブ)」は、長州出身で、幕末にイギリ...