2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

江戸

仇討ち

夫の仇を討つため、義父と二人、江戸深川で暮らす武家女

『春のとなり』|高瀬乃一|角川春樹事務所高瀬乃一(たかせのいち)さんは、2020年に「をりをり よみ耽り」で第100回オール讀物新人賞を受賞し、2022年に受賞作を含む『貸本屋おせん』でデビュー。2023年、同作で第12回日本歴史時代作家協...
女性

若手女子編集者がタイムスリップして、江戸でベストセラー

『大江戸恋情本繁昌記 天の地本』|ゆうきりん|集英社オレンジ文庫異世界ものにはまだ馴染めていませんが、最近、過去の時代にタイムスリップする、時代SF(現代と過去の時代が描かれていて、主人公が何らかの装置や現象などによって時代移行をするので時...
ミステリー

八丁堀同心、戦国時代へタイムスリップして、殺人事件の探索

『鷹の城 定廻り同心新九郎、時を超える』|山本巧次|光文社文庫山本巧次(やまもとこうじ)さんの代表作の「大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう」(宝島社文庫)は、2024年5月時点で、10タイトルを数える人気シリーズとなっています。現代のOLがタイ...
ユーモア

義賊、忍びに、影御用、幽霊剣士…、登場人物は裏の顔ばかり

『実は、拙者は。』|白蔵盈太|双葉文庫デビュー以来、その作風にハマって追っかけている作家さんがいます。本書の著者の白蔵盈太(しろくらえいた)さんもその一人です。文芸社が主催する第3回歴史文芸賞最優秀賞受賞し、2021年『松の廊下でつかまえて...
ユーモア

旗本父子の大家稼業と、絵師と役者の負け犬コンビの再生物語

『悪友顛末 うつけ屋敷の旗本大家 二』|井原忠政|幻冬舎時代小説文庫井原忠政さんの『悪友顛末 うつけ屋敷の旗本大家 二』(幻冬舎時代小説文庫)は、文庫書き下ろしシリーズの第2弾。本書は、「三河雑兵心得」シリーズで、多くの時代小説ファンを虜に...