2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

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父になったり、同心になったり。人情手習い所の先生はたいへん

誉田龍一さんの文庫書き下ろし時代小説、『手習い所 純情控帳 泣き虫先生、父になる』(双葉文庫・刊)を紹介します。ひょんなことから、刀林寺の居候になった三好小次郎は、住職・諾庵がやっていた手習い所「長楽堂」の師匠を引き受けることになりました。...
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戊辰戦争の真実に迫る、「西郷の罠 上」無料キャンペーン

珀峨琥道(はがこどう)さんの歴史時代小説、『西郷の罠 上』Kindle版が、3月27日(火)17:00から3月29日(木)16時59分まで2日間、アマゾンで無料キャンペーンを実施します。仙台藩による、奥羽鎮撫総督府下参謀長州藩世良修蔵暗殺事...
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白虎隊で生き残り、明治を誇り高く生きた飯沼貞吉の人生

植松三十里さんの文庫書き下ろし時代小説、『ひとり白虎 会津から長州へ』が集英社文庫から刊行されました。歴史の潮流から外れた、無名の人物の生き様を丹念に掘り起こして、人間ドラマとして再構築した小説を数多く著作してきた植松さん。本書で光を当てた...
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生類憐みの令と旗本奴・水野十郎左衛門

福原俊彦さんの文庫書き下ろし時代小説、『隠密旗本』が光文社文庫から刊行されました。「生類憐みの令」の下で江戸を騒がす「闇」に、「影廻衆」に任じられた旗本の次男坊と犬小屋奉行が挑む、痛快時代小説です。世は元禄。公儀の手先「影廻衆(かげまわりし...
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七人の歴史小説の志士による、血塗られた幕末小説イノベーション

中央公論新社から刊行された歴史時代小説アンソロジー、『幕末暗殺!』を紹介します。谷津矢車さん、早見俊さん、新美健さん、鈴木英治さん、誉田龍一さん、秋山香乃さん、神家正成(かみやまさなり)さんという、七人の実力派作家が幕末の暗殺をテーマに競演...