2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

2015年時代小説ベスト10 文庫書き下ろし部門

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この時代小説がすごい! 2016年版『この時代小説がすごい! 2016年版』(宝島社)で、私、理流も文庫書き下ろしの時代小説ベスト6を掲載いただきしました。これが「時代小説SHOW」のベスト10(7位~10位はサイトのみの公開)です。

対象は、奥付表記が2014年10月1日から2015年9月30日発行の時代小説作品(シリーズ)で、文庫書き下ろし作品になります。単行本の文庫化は対象外です。

順位タイトル著者出版社・レーベル
1位素浪人半四郎百鬼夜行素浪人半四郎百鬼夜行 シリーズ芝村凉也講談社・講談社文庫
次々に現れる江戸の怪異に立ち向かう若侍の活躍と葛藤から目を離せません。怪異小説ながら爽やかな読了感!
2位付添い屋・六平太付添い屋・六平太 シリーズ金子成人小学館・小学館文庫
TV時代劇脚本家らしい、巧みな人物設定とストーリー展開にはまりました。
3位冨久屋けいあん花暦冨久屋けいあん花暦大原久澄朝日新聞出版・朝日文庫
時代劇「子連れ狼」「密命 寒月霞斬り」の脚本家。口入屋を営むヒロインが魅力的。
4位入り婿侍商い帖入り婿侍商い帖 シリーズ千野隆司KADOKAWA・角川文庫
旗本から商いの世界に飛び込んだ若者の活躍が痛快。
5位風の市兵衛風の市兵衛 シリーズ辻堂魁祥伝社・祥伝社文庫
文庫書き下ろしの美点である、読み味の良さを賞味できるシリーズ。『夕影』は返弥陀ノ介との友情も胸を熱くします。
6位ご隠居さんご隠居さん シリーズ野口卓文藝春秋・文春文庫
古典落語を想起させる、粋でちょっと不思議な人情話に魅了されました。
7位未来記の番人未来記の番人築山桂PHP研究所・PHP文芸文庫
聖徳太子の遺した予言の書をめぐる争奪戦を描く江戸伝奇小説で、一気読みさせる面白さです。
8位隠密味見方同心隠密味見方同心 シリーズ風野真知雄講談社・講談社文庫
『くノ一秘録』も刊行されて、風野さんの充実ぶりは目を見張るものがあります。次々に登場する江戸珍料理にも目を奪われますが、第一作で受けた衝撃は…。
9位うばかわ姫うばかわ姫越水利江子白泉社・招き猫文庫
次々と新感覚の時代小説を刊行する招き猫文庫。女性の業と愛を描いた戦国ファンタジーです。
10位妖草師妖草師 シリーズ武内涼徳間書店・徳間文庫
人の心を苗床に芽吹く妖草と、それを刈り取る妖草師。イマジネーション豊かな伝奇時代小説が楽しめます。

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