2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

2007-10

捕物

明治を舞台にした『幕末あどれさん』の続編

何ともウカツだった。松井今朝子さんの『銀座開化おもかげ草紙』を読んでいたが、終章近くまで『幕末あどれさん』の続編であることに気づかなかった。読み始めたときから、主人公久保田宗八郎の名前とキャラクター設定に、どこかなじみがあるような既視感を抱...
明治

江戸文化歴史検定前に、なぜか気になる明治のこと

江戸文化歴史検定の受検票が届いたからだろうか、もっと江戸の勉強をしなきゃという強迫観念に駆られる。1級の公式テキストである『江戸博覧強記』がまだ1/3ぐらいしか読めていないことも焦りの原因かもしれない。 江戸博覧強記 上級編 (江戸文化歴史...
市井人情

新人時代小説、伊達虔さんに注目

伊達虔(だてけん)さんの『鳥刺同心 晩秋の稲妻』を読む。蓬田やすひろさんの表紙の装画に惹かれて手に取る。 鳥刺同心―晩秋の稲妻 (学研M文庫) 作者: 伊達虔 出版社/メーカー: 学習研究社 発売日: 2007/09/11 メディア: 文庫...
市井人情

深川の美しい光景を切り取った『辰巳八景』

山本一力さんの『辰巳八景』を読む。琵琶湖の南部の美しい光景を詠んだ「近江八景」をベースにしているのかと思っていたら、縄田一男さんの解説によると、長唄の『巽(辰巳)八景』に拠っているそうだ。なお、「近江八景」は明応9年(1500)8月13日に...
歴史読み物

江戸文化歴史検定受検に役立ちそう

江戸研究家の安藤優一郎さんから、監修と執筆を担当された『カラー版徹底図解 江戸時代』をいただいた。歌川広重の浮世絵「江戸名所百景」や斎藤月岑・長谷川雪旦の「江戸名所図会」、尾張屋板の古地図を使って、江戸の町並や人々の暮らし、名所案内や四季の...