2006-04

市井人情

大坂の町娘が活躍する時代小説

最近、江戸だけに飽き足らず、大坂に関心を持ち始めている私。築山桂さんの新刊、『紅珊瑚の簪(かんざし)』を読み始める。築山さんは、『浪華の翔風(なにわのかぜ)』を読んで以来、とても気になっている女性時代小説家だ。プロフィールによると、京都府生...
江戸

江戸歴史文化検定、2006年秋スタート

近年、日本人のアイデンティティーや、そのライフスタイル、エコロジー意識の高まりなどから、江戸の良さを見直す動きが盛んになっている。江戸の情緒や史跡を訪ねる町歩きも流行っている。江戸への関心が高まる中で、「江戸歴史文化検定」が2006年秋より...
幕末維新

焼きものと時代小説

幸田真音さんの『あきんど 絹屋半兵衛』を読んでいる。彦根で磁器の製造販売を起業する絹屋半兵衛とその妻・留津を描く時代小説で、現在の起業に通ずるところが多く、興味深い。さて、焼きもの(作陶)をテーマにした時代小説というと、いくつか思い出される...
幕末維新

幸田真音さんと近江商人

昨日4月9日の17時30分ごろから19時30分ごろにかけて、「時代小説SHOW」< >のサイトが、サーバーが不安定になる不具合が発生しました。その間、アクセスされた方には大変ご迷惑をおかけしました。お詫びいたします。さて、幸田真音さんの『あ...
ミステリー

鈴木英治さんと剣豪小説

文庫書き下ろし剣豪小説で、活躍が著しい作家に、鈴木英治さんがいる。1999年に第1回角川春樹小説賞特別賞を『駿府に吹く風』(単行本刊行時に『義元謀殺』に改題)で受賞し、ハルキ文庫で『飢狼の剣』、『闇の剣』(「勘兵衛」シリーズ)、『水斬の剣』...