2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

大正・昭和

ミステリー

二・二六事件の裏で起きた、昭和史を揺るがすもう一つの事件

路地裏の二・二六|伊吹亜門|PHP研究所伊吹亜門(いぶき・あもん)さんの『路地裏の二・二六』(PHP研究所)を紹介します。今年、令和7年(2025年)は、「昭和100年」にあたる節目の年です。特に昭和の最初の20年間(1926~1945年)...
ミステリー

【新着本】鳴海章『鬼哭 帝銀事件異説』昭和史ミステリーに挑む

鬼哭 帝銀事件異説|鳴海章|小学館鳴海章(なるみ・しょう)さんの 『鬼哭 帝銀事件異説』(小学館)が、本棚に新たに加わりました。2025年は、昭和元年(1926年)から数えて昭和100年の節目にあたる年です。昭和生まれでありながら、昭和前期...
単行本

終戦間近、ソコレに課せられた特殊任務とは? 鉄道エンタメ

ソコレの最終便|野上大樹|ホーム社/集英社少し遅くなりましたが、ぜひとも紹介したい作品があります。野上大樹(のがみ・たいき)さんの『ソコレの最終便』(ホーム社/集英社)は、2024年に第7回書評家・細谷正充賞を受賞した、戦争と鉄道をテーマに...
ミステリー

横濱の富豪一族の愛憎と殺人事件の秘密に迫る、拾われた娘

『檜垣澤家の炎上』|永嶋恵美|新潮文庫永嶋恵美(ながしま・えみ)さんの文庫書き下ろし小説、『檜垣澤家の炎上』(新潮文庫)をご紹介します。この紹介記事を書くのに時間がかかってしまいましたが、その間に本作は第7回『書評家細谷正充賞』を受賞し、評...
人物

【新着本】林真理子『皇后は闘うことにした』――高貴な結婚を描く

皇后は闘うことにした|林真理子|文藝春秋林真理子さんの『皇后は闘うことにした』(文藝春秋)が本棚に加わりました。著者は、明治天皇と皇后に仕えた教育者・下田歌子を描いた『ミカドの淑女』や、梨本宮家の子女が朝鮮王家へ嫁いだ実話を基にした『李王家...