2019年8月の新刊 上

時代小説 文庫新刊情報

2019年8月の新刊 上(1日→10日)
更新日:2019/08/10

2019年8月1日から8月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
新刊情報リストを見る

今回は本の取次店のお盆休みを控えている影響から、刊行ラッシュです。

PHP文芸文庫から畠山健二さんの『本所おけら長屋(十三)』が刊行。なんと、シリーズ100万部突破!という帯が文庫カバーに付いていました。初めて明かされる松吉の過去に迫った「ゆうぐれ」など、大いに気になります。

実業之日本社文庫からあさのあつこさんの『風を繍(ぬ)う 針と剣 縫箔屋事件帖』が出ます。剣才ある町娘おちえと、刺繍職人を志す若侍吉澤一居の青春を描く時代ミステリー。

浅田次郎さんや安部龍太郎さん、諸田玲子さんらの傑作短編を収録した、時代小説アンソロジー『動乱! 江戸城』。明暦の大火から大奥の密通事件、桜田門外の変など江戸城内外で天下を揺るがす事件を描いています。編者が末國善己さんというのも魅力。

小学館文庫の新刊では、山本音也さんの『新選組最後の勇士たち』に注目しています。新選組最後の隊長・相馬主計と元隊士・安富才助。土方歳三の最期を看取り、明治に生き残った男たちの挽歌。『本懐に候』(単行本版)の文庫版です。

文春文庫からは、門井慶喜さんの『ゆけ、おりょう』。坂本龍馬の妻として、波瀾万丈に満ちたおりょうの半生を描いた時代長編です。

講談社文庫の新刊も魅力いっぱい。

『決戦!関ヶ原2』は、前作をスケールアップして、7人の人気歴史作家が関ヶ原の戦場を活写。葉室麟さん、吉川永青さん、東郷隆さん、蓑輪諒さん、宮本昌孝さん、天野純希さん、冲方丁さんが、戦いの鍵を握る武将たちに光を当てています。

梶よう子さんの『北斎まんだら』が文庫化。信州小布施の豪商、高井家の惣領息子・三九郎は、かの有名な絵師の葛飾北斎に会うために江戸へやって来た。だが、まともには取り合ってもらえず……。

徳間文庫からは、上田秀人さんの新シリーズ、『裏用心棒譚一 茜の茶碗』が始まります。相馬中村藩士の小宮山は、城から盗まれた茜の茶碗を捜索するという密命を帯びて、浪人になりすまして市中へ……。

双葉文庫の新刊では、2カ月連続刊行となる、千野隆司さんの『おれは一万石(10)-無人の稲田』。海賊の頭は海に消え、四千俵もの米俵と高級昆布類は行方不明に。府中藩は世子問題と一揆に揺らぐ。

時代小説文庫からは、人気シリーズの最新刊が登場。髙田郁さんの『あきない世傳 金と銀(七) 碧流篇』と今村翔吾さんの『冬晴れの花嫁 くらまし屋稼業』が楽しみです。

祥伝社文庫『天満橋まで 風の市兵衛 弐』は、心待ちにしていた新作。しかも市兵衛が青春を過ごした、大坂の地での活躍が見られそう。

岡本さとるさんの『忘れ形見 取次屋栄三』。今回がシリーズ完結編ということで、栄三とその仲間たちにどのような大団円が用意されていいるのか、気になります。

光文社文庫から出る、中村朋臣さんの『忠義の果て: 蛇足屋勢四郎(二)』は、世の後始末をする便利屋稼業、蛇足屋の松波勢四郎が悪を斬る、剣戟シーンが堪能できるシリーズの第二弾です。

!おすすめ度
:読みたい/入手したい
:新装版/復刊
:気になる/チェックしたい
:文庫書き下ろし

●8月1日発売 PHP研究所・PHP文芸文庫
『本所おけら長屋(十三)』畠山健二『本所おけら長屋(十三)』
●8月1日発売 文芸社・文芸社セレクション
『中国『三国志』の時代から現代日本人が学ぶこと』山﨑和広『中国『三国志』の時代から現代日本人が学ぶこと』
●8月1日発売 コスミック出版・コスミック・時代文庫
『かみそり同心松平定信―黄昏の華』藤村与一郎
『世直し忠介人情帖〈1〉―山手樹一郎傑作選』山手樹一郎
『世直し忠介人情帖〈2〉―山手樹一郎傑作選』山手樹一郎
●8月2日発売 PHP研究所・PHP文庫
『武器で読み解く日本史』造事務所・編著、山田勝・監修『武器で読み解く日本史』
『万葉集に隠された古代史の真実』関裕二『万葉集に隠された古代史の真実』
●8月6日発売 文藝春秋・文春文庫
『鑓騒ぎ 新・酔いどれ小籐次(十五)』佐伯泰英『鑓騒ぎ 新・酔いどれ小籐次(十五)』
『探梅ノ家 居眠り磐音(十二)決定版』佐伯泰英『探梅ノ家 居眠り磐音(十二)決定版』
『残花ノ庭 居眠り磐音(十三)決定版』佐伯泰英『残花ノ庭 居眠り磐音(十三)決定版』
『新参者 新・秋山久蔵御用控(五)』藤井邦夫『新参者 新・秋山久蔵御用控(五)』
『ゆけ、おりょう』門井慶喜『ゆけ、おりょう』
●8月6日発売 文藝春秋・文春学藝ライブラリー
『昭和史発掘 特別篇』松本清張『昭和史発掘 特別篇』
●8月6日発売 幻冬舎・幻冬舎時代小説文庫
『極道大名3 虎之助最後の日』風野真知雄『極道大名3 虎之助最後の日』
『秘め事おたつ二 鬼の鈴』藤原緋沙子『秘め事おたつ二 鬼の鈴』
●8月6日発売 実業之日本社・実業之日本社文庫
『風を繍う 針と剣 縫箔屋事件帖』あさのあつこ『風を繍う 針と剣 縫箔屋事件帖』
『草同心江戸鏡』吉田雄亮『草同心江戸鏡』
『動乱! 江戸城』浅田次郎 、火坂雅志ほか・著、末國善己・編集『動乱! 江戸城』
●8月6日発売 草思社・草思社文庫
『光秀と信長: 本能寺の変に黒幕はいたのか』渡邊大門『光秀と信長: 本能寺の変に黒幕はいたのか』
『犬たちの江戸時代』仁科邦男『犬たちの江戸時代』
『中世奇人列伝』今谷明『中世奇人列伝』
●8月6日発売 小学館・小学館文庫
『新選組最後の勇士たち』山本音也『新選組最後の勇士たち』
●8月6日発売 徳間書店・徳間文庫
『婿殿開眼三 未熟なり』牧秀彦『婿殿開眼三 未熟なり』
『緋色の華 新徴組おんな組士 中沢琴 上』黒崎視音『緋色の華 新徴組おんな組士 中沢琴 上』
『緋色の華 新徴組おんな組士 中沢琴 下』黒崎視音『緋色の華 新徴組おんな組士 中沢琴 下』
『裏用心棒譚一 茜の茶碗』上田秀人『裏用心棒譚一 茜の茶碗』
『問答無用 孤影の誓い 〈新装版〉』稲葉稔『問答無用 孤影の誓い 〈新装版〉』
●8月7日発売 角川春樹事務所・時代小説文庫
『あきない世傳 金と銀(七) 碧流篇』髙田郁『あきない世傳 金と銀(七) 碧流篇』
『冬晴れの花嫁 くらまし屋稼業』今村翔吾『冬晴れの花嫁 くらまし屋稼業』
●8月7日発売 角川春樹事務所・ハルキ文庫
『女子大生つぐみと邪馬台国の謎』鯨統一郎『女子大生つぐみと邪馬台国の謎』
●8月7日発売 双葉社・双葉文庫
『おれは一万石(10)-無人の稲田』千野隆司『おれは一万石(10)-無人の稲田』
『はぐれ長屋の用心棒(46)-幼なじみ』鳥羽亮『はぐれ長屋の用心棒(46)-幼なじみ』
『若旦那道中双六【五】-あばよっ!』金子成人『若旦那道中双六【五】-あばよっ!』
『忍術千一夜』山本周五郎『忍術千一夜』
『銭形平次捕物控 傑作集-陰謀・仇討篇』野村胡堂『銭形平次捕物控 傑作集-陰謀・仇討篇』
『加藤段蔵無頼伝1-惡忍<新装版>』海道龍一朗『加藤段蔵無頼伝1-惡忍<新装版>』
●8月7日発売 朝日新聞出版・朝日文庫
『子規365日』夏井いつき『子規365日』
●8月8日発売 筑摩書房・ちくま文庫
『佐武と市捕物控 愛憎の綾の巻』石ノ森章太郎『佐武と市捕物控 愛憎の綾の巻』
『交易の世界史 上: シュメールから現代まで』ウィリアム・バーンスタイン『交易の世界史 上: シュメールから現代まで』
『交易の世界史 下: シュメールから現代まで』ウィリアム・バーンスタイン『交易の世界史 下: シュメールから現代まで』
『荘子と遊ぶ: 禅的思考の源流へ』玄侑宗久『荘子と遊ぶ: 禅的思考の源流へ』
●8月8日発売 筑摩書房・ちくま学芸文庫
『現代語訳 藤氏家伝』沖森卓也、佐藤信、矢嶋泉・翻訳『現代語訳 藤氏家伝』
『賤民とは何か』喜田貞吉『賤民とは何か』
●8月8日発売 光文社・知恵の森文庫
『教養としての「貞観政要」講義』田口佳史『教養としての「貞観政要」講義』
●8月8日発売 光文社・光文社文庫
『公方: 鬼役(二十七)』坂岡真『公方: 鬼役(二十七)』
『忠義の果て: 蛇足屋勢四郎(二)』中村朋臣『忠義の果て: 蛇足屋勢四郎(二)』
『雲水家老』高橋和島『雲水家老』
●8月9日発売 講談社・講談社文庫
『決戦!関ヶ原2』葉室麟、吉川永青、東郷隆、ほか『決戦!関ヶ原2』
『北斎まんだら』梶よう子『北斎まんだら』
『赤い刀身 公家武者 信平(六)』佐々木裕一『赤い刀身 公家武者 信平(六)』
●8月9日発売 河出書房新社・KAWADE夢文庫
『ロシア やはり恐ろしい闇の歴史』歴史の謎を探る会・編集『ロシア やはり恐ろしい闇の歴史』
●8月9日発売 祥伝社・祥伝社文庫
『忘れ形見 取次屋栄三』岡本さとる『忘れ形見 取次屋栄三』
『天満橋まで 風の市兵衛 弐』辻堂魁『天満橋まで 風の市兵衛 弐』
●8月9日発売 祥伝社・祥伝社黄金文庫
『日本の城の謎〈築城編〉』井上宗和『日本の城の謎〈築城編〉』
●8月10日発売 PHP研究所・PHP文芸文庫
『文蔵2019.9』「文蔵」編集部・編集『文蔵2019.9』
●8月10日発売 講談社・講談社学術文庫
『金魚と日本人』鈴木克美『金魚と日本人』
『漢方医学 「同病異治」の哲学』渡辺賢治『漢方医学 「同病異治」の哲学』

↑ 新刊情報Topへ← 2019年7月の新刊 下(21日→月末)2019年8月の新刊 中(11日→20日) →