2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

2018-10-18

幕末維新

落日の桑名藩を捨てるか、殉じるか。幕末に翻弄される兄弟

梶よう子さんによる長編時代小説、『連鶴(れんづる)』(祥伝社文庫)を入手しました。一枚の紙から折る繋がったままの千羽鶴〈連鶴〉。桑名藩に伝わるそれは家族の深い絆を意味していた。大政奉還に始まる動乱期を、親藩桑名藩士として生き抜く速見丈太郎は...