2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

明治

市井人情

骨董を題材に文明開化の京を描く

火坂雅志さんの『骨董屋征次郎京暦』を読んだ。火坂さんは、2009年のNHK大河ドラマの原作者として注目されていて、戦国時代のヒーローを主人公にした傑作歴史時代小説を多く書かれている。歴史上の人物に現代的な視点からスポットを当ててドラマティッ...
市井人情

牛鍋屋を営む夫婦を描いた時代小説

平山壽三郎さんの『明治ちぎれ雲』を読み始めた。平山さんは、『東京城残影』で第九回時代小説大賞を受賞された時代小説家。その後、『明治おんな橋』を刊行され、本作品で明治三部作といったところ。明治ちぎれ雲 (講談社文庫)作者: 平山壽三郎出版社/...
捕物

明治を舞台にした捕物小説と雅号

坂口安吾の『勝海舟捕物帖』を読んでいる。冒頭の「読者への口上」で作者により明かされているように、この捕物帖は五段からできている。勝海舟捕物帖 (人物文庫)作者: 坂口安吾出版社/メーカー: 学陽書房発売日: 2006/09メディア: 文庫 ...
捕物

勝海舟の迷探偵ぶりが魅力

坂口安吾さんの『勝海舟捕物帖』を読み始めた。『明治開化 安吾捕物帖』を改題したもので、坂口安吾生誕100年を記念して、人物文庫から刊行された時代ミステリーだ。勝海舟捕物帖 (人物文庫)作者: 坂口安吾出版社/メーカー: 学陽書房発売日: 2...
市井人情

『御宿かわせみ』明治編、今秋スタート

昨日(3月17日)の朝日新聞夕刊の文化芸能欄、『御宿かわせみ』がいよいよ明治編に突入することが大きく取り上げられていた。朝日新聞の編集委員の由里幸子さんの署名記事で、平岩さんの執筆動機や、挿絵や装画を担当している蓬田やすひろさんのコメントも...