単行本

お気に入り

二月二十六日に思い出す歴史小説、『雪つもりし朝』

「二月二十六日」になるといつも、1936年(昭和11年)2月26日に、天皇親政を目指す、陸軍の青年将校らが起こしたクーデター未遂事件、二・二六事件を思い出します。私が生まれるずっと前の、戦前の出来事ですが、学生時代に教科書で学んで以来、強烈...
ミステリー

藤原道長の命運を握る「源氏物語」幻の一帖を求めて

『源氏五十五帖』|夏山かほる|日本経済新聞出版夏山かほるさんの長編歴史時代小説、『源氏五十五帖』(日本経済新聞出版)を入手しました。2019年、『新・紫式部日記』で第11回日経小説大賞を受賞してデビューした著者の受賞第一作です。平安時代、藤...
人物

板部岡江雪が全身全霊で、お屋形様に天下を取らせましょう

『天下一のへりくつ者』|佐々木功|光文社佐々木功(ささきこう)さんの長編歴史時代小説、『天下一のへりくつ者』(光文社)を紹介します。実は、これまで北条家を苦手としていました。北条五代(早雲・氏綱・氏康・氏政・氏直)を順に並べるのも、ちょっと...
ミステリー

「2021年2月の新刊(単行本)」をアップ

『源氏五十五帖』|夏山かほる|日本経済新聞出版2021年2月1日から2月末日の間に、単行本(ソフトカバー含む)で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2021年2月の新刊(単行本)」を掲載しました。今月は、日本経済新聞出版から刊行される、夏山...
単行本

「技術立国」幕末佐賀藩に注いだ、無名の若者の記憶と情熱

『来世の記憶 鍋島佐賀藩の奇跡』|東圭一|佐賀新聞社東圭一(あずまけいいち)さんの歴史小説、『来世の記憶 鍋島佐賀藩の奇跡』(佐賀新聞社)をご恵贈いただきました。著者は、2012年に「足軽塾大砲顛末」で第19回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左...