伝奇 交代寄合伊那衆、座光寺為清 買いためていた本の中から、迷った末に佐伯泰英さんの『雷鳴』から読み進めることにした。講談社文庫でスタートした、「交代寄合伊那衆異聞」シリーズの第2弾である。ファンにはよく知られていることだが、佐伯さんは「密命」「居眠り磐音江戸双紙」「吉原裏... 2020.02.01 伝奇幕末維新痛快
人物 河井継之助と越後長岡 寒波が日本海側を襲い、大雪と強風のため新潟で65万世帯が停電に見舞われた。奇しくも今朝の朝日新聞にJR東日本の「がんばってます!! にいがた」のキャンペーンの全面広告が掲載されていた。新潟・長岡は、幕末の北越戊辰戦争、太平洋戦争の戦火、4カ... 2020.05.14 人物幕末維新
幕末維新 ハードボイルドな土方歳三 二十代前半の頃に、ハードボイルドミステリと冒険小説にはまったことがあった。ダシェル・ハメット、レイモンド・チャンドラー、ミッキー・スピレーン、ジャック・ヒギンズ、ギャビン・ライアル、船戸与一、志水辰夫……。不思議と北方謙三さんのハードボイル... 幕末維新
幕末維新 西郷隆盛の顔の謎 北方謙三さんの『黒龍の柩』を読んでいる。土方歳三を主人公とした時代小説だが、土方の歴史観が現代的で面白い。個人的には、大政奉還以後の土方の行動と箱館での最期に少し引っかかりを感じていた。新選組に男の美学を求めて散っていった近藤勇とは対照的に... 2020.01.12 幕末維新
幕末維新 山南敬助の切腹の真相 北方謙三さんの『黒龍の柩』を読み始めた。土方歳三を中心に、新選組を描いた長編小説である。北方さんの時代小説らしく、年号が記されないまま、物語が進むので、歴史を意識しないで現代ものと同じ感覚で読める。北方さんの時代小説は、短文を畳み掛けるよう... 幕末維新