幕末維新 榎本武揚さん、嫌っていてゴメンナサイ 佐々木譲さんの『幕臣たちと技術立国』を読んだ。日本の近代化に命を懸けた三人の幕臣を描いた歴史読み物である。明治維新が近代の「夜明け」という従来の通念に対して、開国に始まる幕末にすでに近代は始まっていたという著者の論旨が新鮮で、かつ理解しやす... 幕末維新歴史読み物
人物 江川太郎左衛門英龍と鳥居耀蔵 佐々木譲さんの『幕臣たちと技術立国』を読み始めた。幕末、近代化へ向けて活躍した開明思想をもつ3人の幕臣の事跡を綴った読み物である。明治維新ではなく、開国を期に近代化が始まったという視点は、新鮮であり、かつ十分納得できる。海防や高性能な溶鉱炉... 2019.10.29 人物幕末維新歴史読み物
幕末維新 幕末期に活躍した三人の技術系幕臣 江川太郎左衛門の家臣たちが描かれた『秋の金魚』(河治和香著)を読んだ後、幕末期に日本の近代化を推し進めた技術系の男たちがいたことを知った。そして薩長土の藩士ではなく、そのほとんどが幕臣であった。日本の近代が始まったのは、つまり夜が明けたのは... 幕末維新武家江戸
女性 咸臨丸OB、肥田浜五郎と松岡磐吉 河治和香さんの『秋の金魚』を読んだ。ヒロインの留喜(るき)が、江川家の侍医の息子肥田浜五郎と手代の息子松岡磐吉との間で揺れ動く様子を、幕末から明治の激動の時代を背景に描いた時代小説。十数年前、父は乱心の果てに妻と一人息子を惨殺し、近隣の十名... 女性幕末維新
幕末維新 幕末という時間軸で、魅力全開の佐伯作品 佐伯泰英さんの『風雲 交代寄合伊那衆異聞』を読み終えた。激動の幕末という時間軸が、波瀾万丈で展開の大きなストーリーとぴったりマッチして、今回も文句なしに面白かった。交代寄合伊那衆座光寺家の若き当主、藤之助為清は、座光寺家に伝わる戦場往来の剣... 幕末維新痛快