北の湊町・水潟を舞台にした傑作時代小説集

北重人(きたしげと)さんの『汐のなごり』を読み終えました。「海上神火」「海羽山」「木洩陽の雪」「歳月の舟」「塞道の神」「合百の藤次」の六つの短編を収録した作品集です。 この本の読書録は、「ほぼ日刊時代小説」に移しました。 http://d.hatena.ne. …

晩年を生きた証としての北重人さんの短篇集

北重人さんの『汐のなごり』を読み始めました。この作品で、北さんは第140回直木賞の候補になっています。ちなみにこのときの受賞作は、天童荒太さんの『悼む人』と山本兼一さんの『利休にたずねよ』でした。北さんは2009年8月に惜しまれつつ亡くなられています。 ●第1 …

脇役たちに光を当て、新選組の世界が広がる

木内昇さんの『新選組裏表録 地虫鳴く』を読みました。本書は、新選組では脇役というかチョイ役の扱いがほとんどの3人の人物を語り手として物語が進みます。 一人目は、一度新選組を脱退しながら、元治二年に復帰、その後、伊東甲子太郎側についた伍長の阿部十郎。後に近藤勇を …