時代小説★2025年11月の新刊情報(単行本)

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時代小説★単行本新刊情報|2025年11月の新刊(1日→末日)

2025年11月1日から11月末日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書、古典日本文学の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。ピックアップした本のあらすじは、Amazon掲載の紹介文から抜粋し、編集しています。
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梶よう子さんの『雷電』
勝率9割6分2厘を誇る、江戸相撲最強の力士・雷電為右衛門。その雷電に、わずか二度だけ土をつけた相手がいました。相手の名は花頂山。後世に伝わる花頂山との戦績は、3勝2敗、そして最後の取組では「1預り」(勝敗をその場で決せず保留とする)という結果でした。
この「1預り」には、藩の思惑と力士たちの誇りがぶつかり合う、知られざる物語が隠されていたのです――。

和田竜さんの『最後の一色 (上) (下)』
「信長か。珍しゅうもない。ざらにいる男よ–。」
織田信長が掲げる“天下布武”の軍団が日本全土を席巻するなか、その怪物は戦場に姿を現しました。名は、一色義員(いっしき・よしかず)の嫡男・五郎(ごろう)。丹後の守護大名の家に生まれた17歳の青年です。
父が討たれ、圧倒的不利な状況の中、五郎は凄絶な戦いを繰り広げ、敵味方すべてを恐怖に陥れます。味方にも策を明かさぬ一色五郎が進もうとする先は、織田家の壊滅か、一族の破滅か――。
戦国時代最後の怪物が、いま覚醒します。

嶋津輝さんの『カフェーの帰り道』
東京・上野の片隅にある、あまり流行っていない「カフェー西行」。
食堂や喫茶も兼ねた近隣住民の憩いの場には、客をもてなす個性豊かな女給たちがいました。竹下夢二風の化粧で注目を集めるタイ子、小説修業に行き詰まり焦るセイ、嘘つきだが面倒見のよい美登里、そして大胆な嘘でみんなを驚かせる年上の新米・園子。
彼女たちは「西行」で朗らかに働きながら、それぞれの道を見つけて去っていきます。
大正から昭和にかけて女給として生きた、“百年前のわたしたち”の物語です。

木下昌輝さんの『豊臣家の包丁人』
豊臣家の天下統一の陰には、知られざる包丁人(料理人)の姿がありました。
その男の名は、大角与左衛門。京の出身で、味方の兵を食でまとめ、敵方の調略にも一役買っていたといいます。

屑として捨てられていた雉の内臓を使った汁、決死の戦の前に即席のかまどで焼いた下魚のかまぼこ、秀吉と秀長の郷里の味であるドジョウの味噌鍋──。
豊臣兄弟に仕えた包丁人が作る、人と人との心をつなぐ料理とは何か。
戦国時代の「食」に光を当てた、前代未聞の天下取り物語です。

佐藤巖太郎さんの『筆と槍 天下を見届けた男』
織田信長、豊臣秀吉、伊達政宗──。
戦国の雄たちに右筆として仕え、彼らの情報戦を支えた男・和久宗是の生涯を描く、感動の歴史小説です。

志水辰夫さんの『新蔵 月に吼える』
新蔵は、山中で三、四歳の弟を背負った十歳の少女・ゆふと出会います。
彼女は罠にかけた兎の皮を巧みに剥ぎ、見事にさばいて新蔵を驚かせました。
その後、ゆふは大嵐を予見するなど、神秘的な力を次第に発揮し始めます。
新蔵は、比売巫女(ひめみこ)の能力を秘めているというゆふを、宇佐神宮へ送り届ける護衛を命じられます。
道中、彼らを襲う謎の集団の正体とは何者なのか。
そして、襲撃者たちを退けた先で、新蔵を待ち受けていたのは、異国の血を引く大男の武芸者との宿命の対決でした。新蔵はゆふを無事に宇佐神宮へ送り届けることができるのでしょうか。

安部龍太郎さんの『ふたりの祖国』
1931年、満洲事変が勃発します。のちに戦前・戦中最大の言論人と呼ばれる徳富蘇峰は、東條英樹ら軍部と結びつき、皇国主義・軍国主義の世論形成に大きな影響を与えていました。
一方、イェール大学教授で歴史学者の朝河貫一は、アメリカで激化する反日世論に晒されながらも日米融和を訴え、祖国の未来に警鐘を鳴らし続けます。

日本は満洲事変をきっかけに中国との戦争を泥沼化させ、アメリカとの対立も深刻化していきます。
蘇峰は日本で、朝河はアメリカで、それぞれ言論の力をもって祖国のために戦い続けますが、やがて日米開戦は避けられない状況へと進んでいきます。

1941年12月、朝河はルーズベルト大統領から昭和天皇への親書を起草し、開戦回避と和平の道を模索します。
しかしそこには、誰も予想し得なかった国家の罠が仕組まれていました。
果たして、天皇を、そして祖国を守ることはできるのでしょうか。

天童荒太さんの『陽炎の旅人』
伊予松山で活躍したヒスイと救吉、そして藩士・辰之進の姿は、不穏な空気の漂う江戸にありました。それぞれの事情を胸に上野戦争へと向かった三人は、さらに大きな戦いに巻き込まれていきます。
幕末の伊予松山を舞台に描く歴史巨編。『青嵐の旅人』に続く、感動の第2弾です。

!おすすめ度
★:読みたい/入手したい
■:新装版/復刊
♪ :気になる/チェックしたい

●11月1日発売 文芸社
『水上の強国 邪馬台 真日本書紀』恩部永行『水上の強国 邪馬台 真日本書紀』
『金星の柩 ~近代化から敗戦へ:最前線を翔けた技術者の物語~』前坂有『金星の柩 ~近代化から敗戦へ:最前線を翔けた技術者の物語~』
『芭蕉の死』中村大輔『芭蕉の死』
『持統天皇と藤原京のドラスチックな関係 ―彼女はなぜ自分をアマテラスにしようとしたのか―』児玉敏昭『持統天皇と藤原京のドラスチックな関係 ―彼女はなぜ自分をアマテラスにしようとしたのか―』
●11月4日発売 学術研究出版
『運び屋にされた郡上藩凌霜隊 徳川埋蔵金はどこに眠っているのか?』稲葉秀章『運び屋にされた郡上藩凌霜隊 徳川埋蔵金はどこに眠っているのか?』
●11月4日発売 幻冬舎
『女王陛下の十手持ち』池田平太郎『女王陛下の十手持ち』
●11月4日発売 三省堂書店
『線で読む 松尾芭蕉の生涯』かりの数矢『線で読む 松尾芭蕉の生涯』
●11月4日発売 祥伝社・祥伝社新書
『税の日本史』諸富徹『税の日本史』
●11月5日発売 KADOKAWA
『雷電』梶よう子『雷電』
『いざ関ヶ原 スマホを持った石田三成』ZIBU『いざ関ヶ原 スマホを持った石田三成』
●11月5日発売 小学館
『最後の一色 (上)』和田竜『最後の一色 (上)』
『最後の一色 (下)』和田竜『最後の一色 (下)』
●11月6日発売 ABCアーク
『歴史人2025年12月号(特集:日本人と『論語』の歴史)』歴史人編集部『歴史人2025年12月号(特集:日本人と『論語』の歴史)』
●11月6日発売 KADOKAWA
『ダ・ヴィンチ 2025年12月号(特集1:祝十周年! 『刀剣乱舞』から広がる物語)』『ダ・ヴィンチ 2025年12月号(特集1:祝十周年! 『刀剣乱舞』から広がる物語)』
●11月6日発売 PHP研究所
『歴史街道2025年12月号(特集1「真田一族と関ケ原」)』『歴史街道』編集部編集『歴史街道2025年12月号(特集1「真田一族と関ケ原」)』
●11月6日発売 講談社
『遥かなる秋のエイティーン』三上幸四郎『遥かなる秋のエイティーン』
●11月6日発売 集英社
『猪之噛』矢野隆『猪之噛』
●11月6日発売 朝日新聞出版・週刊朝日ムック
『歴史道 Vol.42(特集:神様と神道の真実)』朝日新聞出版編集『歴史道 Vol.42(特集:神様と神道の真実)』
●11月7日発売 KADOKAWA・角川選書
『神楽 神々をもてなす伎芸』神崎宣武『神楽 神々をもてなす伎芸』
●11月7日発売 パレード
『刀匠一代 一筋の光』宮本躬木子『刀匠一代 一筋の光』
●11月7日発売 淡交社
『黒い古典: 日本人が必要とした悪の力』大塚ひかり『黒い古典: 日本人が必要とした悪の力』
●11月7日発売 中央公論新社・中公選書
『落とされなかった原爆――投下候補地の戦後史』鈴木裕貴『落とされなかった原爆――投下候補地の戦後史』
●11月7日発売 朝日新聞出版
『新島襄の愛した石たち』同志社大学地学研究会『新島襄の愛した石たち』
『30の短編小説』小説トリッパー編集部編集『30の短編小説』
『歩く・見る・知る 古地図MAPで東京江戸さんぽ』朝日新聞出版編集『歩く・見る・知る 古地図MAPで東京江戸さんぽ』
●11月10日発売 KADOKAWA・角川新書
『増補新版 豊臣家臣団の系図』菊地浩之『増補新版 豊臣家臣団の系図』
●11月12日発売 現代書館
『作家がスターだった時代: 文春文士劇の四十五年』道又力『作家がスターだった時代: 文春文士劇の四十五年』
●11月12日発売 小学館スクウェア
『「鬼平犯科帳」を歩く!: 長谷川平蔵と大江戸さんぽ』松本英亜『「鬼平犯科帳」を歩く!: 長谷川平蔵と大江戸さんぽ』
●11月12日発売 東京創元社
『カフェーの帰り道』嶋津輝『カフェーの帰り道』
●11月12日発売 文藝春秋
『豊臣家の包丁人』
→記事:「時代小説★2025年11月の新刊情報(単行本)」を公開
木下昌輝『豊臣家の包丁人』
●11月12日発売 本の雑誌社
『本の雑誌510号2025年12月号』本の雑誌編集部編集
●11月13日発売 講談社
『Netflixシリーズ イクサガミ Official Book』講談社編集『Netflixシリーズ イクサガミ Official Book』
『Netflixシリーズ イクサガミ Official Book SPECIAL EDITION』講談社編集『Netflixシリーズ イクサガミ Official Book SPECIAL EDITION』
●11月13日発売 小学館
『お元気部屋へようこそ』安田夏菜『お元気部屋へようこそ』
●11月13日発売 小学館・P+D BOOKS
『ベンガルの憂愁』P+DBOOKS『ベンガルの憂愁』
●11月14日発売 角川春樹事務所
『蒼き海の涯に 琉球警察 II』伊東潤
●11月14日発売 風詠社
『小説 長嶺諸近: 『刀伊の入寇』に翻弄された男』村上茂之
●11月14日発売 文藝春秋企画出版
『万葉集から学ぶ四季の歌』横田肇
●11月17日発売 高木書房
『古代文明と縄文人~世界に広がる日本の夷(えびす)~復刻版 縄文とアイヌ3』澤田健一『古代文明と縄文人~世界に広がる日本の夷(えびす)~復刻版 縄文とアイヌ3』
●11月17日発売 集英社
『小説すばる 2025年12月号』
●11月17日発売 致知出版社
『二宮尊徳 世界に誇るべき偉人の生涯』北康利『二宮尊徳 世界に誇るべき偉人の生涯』
●11月18日発売 PHP研究所
『筆と槍 天下を見届けた男』佐藤巖太郎
●11月18日発売 郁朋社
『日中戦争 第二巻 日本の禍機』三浦由太『日中戦争 第二巻 日本の禍機』
●11月18日発売 徳間書店
『新蔵 月に吼える』志水辰夫
●11月18日発売 平凡社
『作家とお風呂』平凡社編集部編集『作家とお風呂』
●11月18日発売 理論社
『西遊記 17 人の巻』斉藤洋『西遊記 17 人の巻』
●11月19日発売 ポプラ社
『古代文字を解読していたら、研究に取り憑かれた話』大城道則他『古代文字を解読していたら、研究に取り憑かれた話』
●11月20日発売 KADOKAWA
『侍タイムスリッパー』安田淳一原著、佐野晶『侍タイムスリッパー』
●11月20日発売 講談社
『天皇機関説タイフーン』平山周吉『天皇機関説タイフーン』
●11月20日発売 講談社・講談社現代新書
『日本史を地学から読みなおす』鎌田浩毅
『太平洋戦争と銀行 なぜ日本は「無謀な戦争」ができたのか』小野圭司『太平洋戦争と銀行 なぜ日本は「無謀な戦争」ができたのか』
『コナン・ドイル伝 ホームズよりも事件を呼ぶ男』篠田航一『コナン・ドイル伝 ホームズよりも事件を呼ぶ男』
●11月20日発売 潮出版社
『ふたりの祖国』安部龍太郎『ふたりの祖国』
●11月21日発売 KADOKAWA
『小説 野性時代 特別編集 2025年冬号』小説野性時代編集部編集
●11月21日発売 講談社
『小説 現代2025年12月号』
●11月21日発売 祥伝社
『小説NON 2025年 12 月号』
●11月21日発売 本の雑誌社
『直木賞候補作全部読んで予想・分析してみました: 第163回~172回』杉江松恋、マライ・メントライン『直木賞候補作全部読んで予想・分析してみました: 第163回~172回』
●11月25日発売 KADOKAWA
『古典の小筥』河田育子
●11月25日発売 日販アイ・ピー・エス
『蓮花楼 2』藤萍『蓮花楼 2』
●11月25日発売 毎日新聞出版
『陽炎の旅人』天童荒太
●11月26日発売 リベラル社・リベラル新書
『面白すぎて誰かに話したくなる 豊臣兄弟』伊藤賀一『面白すぎて誰かに話したくなる 豊臣兄弟』
●11月26日発売 内外出版社
『秀吉と秀長 天下統一の軌跡』濱田浩一郎
●11月27日発売 グッドブックス
『日本書紀 全現代語訳+解説 <4> 巨大古墳の時代』寺田惠子『日本書紀 全現代語訳+解説 <4> 巨大古墳の時代』
●11月27日発売 作品社
『媽祖: アジアの海の聖母』川村湊
●11月27日発売 実業之日本社
『秀吉の血筋』近衛龍春『秀吉の血筋』
●11月27日発売 扶桑社
『豊臣兄弟と家康』宮崎正弘『豊臣兄弟と家康』
●11月28日発売 NHK出版
『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 四 (4)』森下佳子他
●11月28日発売 U-CAN
『【イラストで読み解く「百人一首」のみやびで華麗な世界】大人の教養図鑑 百人一首』倉本一宏監修『【イラストで読み解く「百人一首」のみやびで華麗な世界】大人の教養図鑑 百人一首』
●11月28日発売 ザメディアジョン
『昭和天皇と日本野球』清水一利
●11月28日発売 プレジデント社
『松村邦洋 とにかく「豊臣兄弟!」を語る』松村邦洋『松村邦洋 とにかく「豊臣兄弟!」を語る』
●11月28日発売 出版ワークス
『三国志 33の英雄伝 上巻』樫辺勒『三国志 33の英雄伝 上巻』
●11月28日発売 青弓社
『古本屋という仕事: スローリーディング宣言! 』澄田-広『古本屋という仕事: スローリーディング宣言! 』
●11月28日発売 扶桑社
『1週間でわかる戦国時代』河合敦
●11月29日発売 EYEDEAR
『文芸ムックあたらよ 第三号・特集:嘘』百百百百他『文芸ムックあたらよ 第三号・特集:嘘』
●11月29日発売 岩波書店
『玉音放送を命にかえても──日本のいちばん長い日 外伝』上田未生
●11月29日発売 中央公論新社
『歴史と人物24-豊臣兄弟 完全ガイド―秀吉と秀長、天下統一の光と陰 (仮)』中央公論新社編集

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