単行本★時代小説新刊情報|2021年2月の新刊(1日→末日)
2021年2月1日から2月末日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
→新刊情報リストを見る
吉川永青さんの『ぜにざむらい』。
金もうけが大好きで、戦はめっぽう強く、伊達政宗を打ち破ったこともあります。蒲生氏、上杉氏に仕えた、武将、岡左内の痛快な半生を描いた長編。
夏山かほるさんの『源氏五十五帖』。
昨年、第11回日経小説大賞受賞した『新・紫式部日記』の続編。「源氏物語」に残された最大の謎に迫ります。
佐藤賢一さんの『日蓮』。
日蓮生誕800年。変地異や疫病、飢饉……災難が続く鎌倉中期、苦しむ民を救うため、権力者たちと戦い続けた、日蓮の半生を描いた長編。
天津佳之さんの『利生の人 尊氏と正成』。
第12回日経小説大賞受賞作。足利尊氏、楠木正成、そして後醍醐天皇の三人を中心に、鎌倉末期から南北朝時代へ移る混沌とした世を描く人間ドラマ。
岩井三四二さんの『田中家の三十二万石』。
貧しい百姓から、運と度胸と冷静さで筑後三十二万石の大名へと出世していく田中吉政。戦国武将で関ヶ原の戦いでは東軍に属して、戦後、筑後一国柳川城を与えられ、国持ち大名となりましたが、歴史小説では地味な存在で脇役に甘んじています。
畠中恵さんの『いわいごと』。
江戸町名主の跡取り息子・高橋麻之助のもとに縁談が三つも舞い込みました。しかし、どの縁談も妙なところがあるようで……。果たして縁談の行方は!? 『まんまこと』シリーズ第8弾。
山本一力さんの『湯どうふ牡丹雪 長兵衛天眼帳』。
家宝の天眼鏡で謎を見通す。お江戸日本橋を舞台に知恵と人情で謎を解く、村田屋長兵衛が活躍する、江戸人情ミステリ待望の第2弾。
坂井希久子さん著、柳家喬太郎さん監修の『小説 品川心中』。
気鋭の作家が、古典落語を小説化するシリーズ第5作。心中ものの代表的な咄のひとつ『品川心中』。主人公・お染は、もともと板頭とよばれる最上位の遊女であったが、加齢には勝てず板頭でなくなり、心中をしようと考えます。
★2021/04/29追記
伊吹亜門さんの『雨と短銃』。
2019年、デビュー作『刀と傘』で第19回本格ミステリ大賞を受賞した著者の長編時代ミステリー。幕末の京都、尾張藩士と坂本龍馬が薩長協約を揺るがす、ひとつの不可能犯罪を追います。
!おすすめ度
★:読みたい/入手したい
■:新装版/復刊
♪ :気になる/チェックしたい
↑ (単行本)新刊情報Topへ|← (単行本)2021年1月の新刊|(単行本)2021年3月の新刊 →